「ワニエソ」だしのラーメン、お味は? 未利用魚使用、鶴岡で試食会
未利用魚「ワニエソ」の活用に向け、焼き干しから取っただしを使ったラーメンの試食会が17日夜、鶴岡市羽黒町のラーメン店「中華そば 琴(こん)の」で開かれ、関係者が意見交換した。 漁師や飲食店経営者、水産物加工業者ら約20人が参加。同店の今野直樹代表(47)が、ワニエソとカタクチイワシ、昆布を合わせただしに同店のしょうゆだれを加え、試作したラーメンを味わった。参加者からの評判は上々で、「ラーメンに合う」「後に残るうま味があり、おいしい」といった感想のほか「独特の香りで、好みが分かれそう」などの意見が上がった。 ラーメンの試食会は、本県主力魚種の不漁を受け、未利用魚の本格流通につなげようと、県水産研究所などが初めて企画した。