応援続々…知事選2日目も熱帯びる有権者への訴え 西へ東へ候補者奔走【静岡県知事選】
9日の初日は静岡市内を回った森候補。 リニア新幹線整備や浜岡原発の再稼働、浜松市の県営野球場建設に反対していて、他の候補とは異なる考えを訴えています。 <共・新 森大介候補> 「リモート化が進む中で、大都市間を高速で移動するリニアの必要性そのものが損なわれているのではないでしょうか」 「福祉の増進が本来の自治体の役割」として子育て支援にお金を使うべきだと森候補は訴えています。 大村慎一候補は10日、選挙戦のカギを握る東部エリアに向かいました。 伊豆半島の市長や町長も応援に駆け付けました。 <伊豆市 菊地豊市長> 「伊豆が一つになる、みんなで気持ちを合わせて一つになるチャンスが来ました。それをまとめてくれるのが間違いなく大村慎一さんです」 演説では、防災への取り組みに時間を割きました。 <無・新 大村慎一候補> 「伊豆半島について防災特区としてまず整備をしていきたい。平時は観光に使う道路などを整備していく。平時は生活の道路が整備され有事には防災のためにしっかり整備していくということ」 元日の能登半島地震を教訓に道路の整備や、先端技術の導入などを進めていきたいと話しました。 一方、相手候補が「東部地域に医科大学を誘致する」と話していることについて、大村候補の応援に駆け付けた県医師会の会長がコメントしました。 <県医師会 紀平幸一会長> 「医師会は絶対反対。今から10年先を考えたら、人口は減る時代で医療需要も減る。完全に医者が余る時代」 政治団体代表の横山正文候補はリニア工事について即座にボーリング調査の許可を出すなど早期着工を訴えています。 自営業の村上猛候補は、リニア新幹線の計画を根本から精査したいと話し、選挙活動は政見放送のみとしています。 会社役員の浜中都己候補は、国民が国などに問題提起ができる「請願権」の拡充を訴えています。
静岡放送