前期は四半世紀ぶりのA級生活、伊勢崎彰大がS級復帰!「なかなかに苦戦したね(苦笑)」/小松島競輪G3
小松島競輪場の「阿波おどり杯争覇戦(G3)」は4日、初日を迎える。6RのS級一次予選を走る伊勢崎彰大(45歳・千葉=81期)に話を聞いた。 前期は失格でA級生活を余儀なくされた伊勢崎。選手としてデビューをしてから特進してずっとS級を走っていたため、四半世紀振りのA級戦となった。 A級戦を振り返ってもらうと「なかなかに苦戦したね(苦笑)。やっぱり全然違うよ。周回が1周少ないのもそうだけど、自力選手の走り方がS級と全然違う。なんとしてもS級を走りたかったから頑張ったけどね(苦笑)」と苦笑いを浮かべながら応えた。 はじめの頃は流れの違いに苦戦。優勝こそないものの最後の最後には自分で捲り上げたりと持ち前のタテ脚を披露していた。 今回は補充参戦したPIST6から中2日と詰まっているが「移動日もあるから練習はできなかったけど、PIST6を走ってきたからね」と話す。補充ではあったが、補充の2走共に自力を出していたし、最後は1着を取っていた。重ギヤを使ってのレースで調整は済んだということだろう。 伊勢崎は「A級は自力選手がという感じだけど、S級はラインがしっかりしている。買いやすさならA級だと思うけど、S級は最後まで分からない。もしかしたら俺が突き抜けて来ちゃうかもしれないし(苦笑)」と笑顔で話していた。 笑顔を見せながら朗らかな表情を浮かべていたし、展開が向けばタテ脚発揮! なんてのも夢ではないはず。しかも、小松島は伊勢崎の奥さんの実家があるようで「第2の故郷」らしい。「第2の故郷」でS級復帰というのも縁があるのかもしれない。(アオケイ・宮本記者)