『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』上映会で語る!意気込みと裏話
キャラクターについてのトークでは
キャラクターについてのトークでは、月火について井口が可愛いとアピールしつつ、ここまで傍若無人だったかなと苦笑気味にコメント。キャラクターコメンタリーでしか見せていなかった撫子への傍若無人さが本編にも出てきており、井口は、撫子のためでもあるけどただ楽しんでやっているだけだと思う、と月火の暴走ぶりについて解説してくれた。 髪型やよそおいが変わった撫子については三人それぞれ「大人っぽくなった」という意見で一致。花澤は、夢に向かって頑張っていて、本人は気づいてないかもしれないけどちゃんと成長している、と新シリーズにおける撫子の印象についてコメントしてくれた。 早見は月火の予想もしない行動に振り回される余接について言及。モノローグも多く、死にたくないと思う感情があったことには驚いた、と早見が語ったように、新しい余接の様々な一面が見られたことにキャスト陣も新鮮さを感じていたようだった。 ここでエンディングテーマ「UNDEAD」を歌うYOASOBIからのビデオメッセージのサプライズが。「〈物語〉シリーズ」の大ファンというAyaseが「最大の愛とリスペクトをもって書かせていただいた」というこの曲は、西尾維新の書き下ろし短々編「なでこパスト」「しのぶフューチャー」を元に制作した楽曲で、早見も、すごい格好良かった、と楽曲を大絶賛。曲中の「UNDEAD」のフレーズが可愛すぎるとそこだけリピートして何度も聴き返したいたそうで、〈物語〉シリーズが好きだということが伝わってくる曲だった、と感想を述べていた。 この楽曲の原作となる短々編「なでこパスト」「しのぶフューチャー」は公式サイトで公開中。ぜひ楽曲とあわせてチェックしてもらいたい。 また千石撫子(花澤香菜)、斧乃木余接(早見沙織)による『撫物語』のオープニングテーマ「caramel ribbon cursetard」の楽曲を一部使用した、新PVの初お披露目も。今まで撫子が歩んできた道のりが全部詰まったものになっている、と花澤が語るように、曲中には「恋愛サーキュレーション」の「せーの!」のフレーズをはじめとした過去の撫子のキャラクターソングの歌詞が使われているとのこと。 ここでMCからのリクエストを受けて花澤が生「せーの!」を披露する一幕もあり、井口や早見も観客と一緒になって大興奮。いろんな過去の撫子が登場して、それを撫子自身が受け入れていく。撫子のこれが人生だっていう感じになっている、と語る花澤に、余接としてデュエットした早見も、PVで使われてない箇所でも二人の面白いところがたくさんある、とオススメのポイントをアピール。そんな二人をうらやましそうに見ていた井口は、今後チャンスがあれば主題歌を歌う気まんまんといったようすを見せていた。 最後に花澤が、皆さんにお届けできることを楽しみにしていました。『撫物語』では撫子は撫子なりに頑張ってきたよねって思える、そして見終わった後に自分自身のことを振り返って愛せる素敵な物語になっているので、ぜひ楽しみにしてほしいとコメント。井口は、新たな新作を演じることができて幸せを噛みしめている。いろんなキャラクターのことを好きになるシリーズだと思うが、月火に関しては愛してもらえるのか不安。ぜひ月火のことも嫌いにならないで楽しんでほしい、とコメント。早見からは、余接は今回本当にたくさんしゃべった。無表情だが、その奥にいろんな想いを感じてもらえると思う。『撫物語』では撫子がどうやって変化して、どんな未来に向かっていくのかを美しくエモーショナルに描いているので、そんな撫子と余接の対比は素敵だなと見ていて思った。ぜひ最後まで楽しんで見てほしい、とそれぞれファンにメッセージを語り、新シリーズへの期待感を高めつつ大盛況のうちにイベントは終了となった。
ライター 川畑剛