アイドルグループ僕が見たかった青空の工藤（中央）は、地元北海道のフリーライブで歌唱する（撮影・中島洋尚）

　秋元康総合プロデュースのアイドルグループ「僕が見たかった青空」が15日、「Zepp Sapporo」（札幌・中央区南9西4）でフリーライブとグループ握手会を行った。ライブでは唯一の北海道出身メンバー工藤唯愛（ゆあ、14）がMCを担当。8月7日発売の3rdシングル「スペアのない恋」でも選抜メンバーに抜てきされるなど、勢いに乗っている。 　自己紹介の途中で北海道のファンから「おかえりー」と声がかかると、工藤は動じることなく「あっ、ただいまー」と明るく大きな声で返した。八重樫美伊咲（みいさ）と並ぶグループ最年少の14歳だが、配信でフリーライブを観ているファンにも「観てますか～」と声がけ。デビューからちょうど1年の日に故郷で行われたライブで、きっちり主役を務めた。 　工藤　1人で上京して生活がガラッと変わって、不安もたくさんありましたが、今はもうだいぶ慣れました。地元で握手会やライブをするのが夢でしたので、こうしてできているのがすごくうれしいなって思います。 　2ndシングルの「卒業まで」に続き、8月発売の「スペアのない恋」でも、選抜メンバーに選ばれた。　工藤　「不安そうに見える」と言われることのあった自分を変えていこうと考えていた時の発表だったので「もっと頑張っていかないと」と、改めて強く思いました。「スペアのない恋」は王道の恋愛曲で、すごく明るい曲調ですけど、歌詞には少し切なさもあります。曲と歌詞にリンクしたかわいい振り付けにも注目してほしいです。 　昨年末は日本レコード大賞（TBS系列）で新人賞を受賞。今回のフリーライブ前日の14日にはエスコンフィールドで「夢だった」というファーストピッチも実現した。8月には世界最大のアイドルフェスティバル「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」（2～4日、東京・お台場など）にも2年連続で参加する。 　工藤　ファイターズさんのファーストピッチの時はたくさん練習したのに、本番では頭が真っ白になってしまいました。でも私は北海道が大好きですし、コンサドーレさんやレバンガさんからも同じ機会をいただけるなら、もうすごくうれしいですし、全力で挑戦させてもらいます。「ガールズアワード」や「札幌コレクション」のようなファッションショーにも出演したいです。これからも北海道の皆さんに笑顔を届けられるように頑張ります！ 　◆工藤唯愛（くどう・ゆあ）2009年（平21）8月4日、北海道生まれ。ダンス、スノーボードが特技。オーボエも吹ける。開脚ができるほどの柔軟性の高さが自慢。応募者3万5678人、合格者23人の難関を突破し、昨年6月にデビュー。ニックネームは“ゆあ”。パーソナルカラーはブルベ冬。血液型はB。159センチ。