PIST6初参戦の新鋭レーサーが連勝 決勝でS班・新山響平と直接対決なるか「先行の方が安心感あるけど、S班の先行屋がいるので(苦笑)」
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で自転車トラックトーナメント「PIST6 Championship」の「7月第1戦」が3日から開幕。初参戦で連勝を飾った松崎広太(25歳・茨城=123期)に話を聞いた。 現役S級S班の新山響平の電撃参戦で注目が集まる今シリーズ。圧勝劇を見せた新山と同じく、初参戦で強さが光っていたのが松崎広太だ。 デイでは不利とされる6コーススタート。残り3周から上昇し先頭に立つと、後方をふり切って逃げ切り白星発進。続くナイトでは残り1周半からスパートし、好回転の捲りで後ろを千切って連勝を決めた。 「普段は先行だし、先行の方が安心感はある。だけど、今シリーズはS級S班の先行屋(新山響平)がいるので…(苦笑)。PIST6では戦法にこだわらず色々できるようにと、デイは先行でナイトは捲りで行って勝てたのは良かった。準決勝は競輪でも経験したことがないってくらいの良いメンバーになるはず。その中で順番が来れば先行の選択肢はある。でも、ある程度は残れるとは思います」と初戦から順応力の高さを見せ、確かなポテンシャルを大いに発揮。 準決勝(4R)はスピードスター・佐藤幸治と人気を二分しそう。激戦を突破して決勝への切符を手にし、輪界トップの先行屋・新山との対戦を実現させたい。(アオケイ・八角記者)