パリ五輪目指すサッカーU―23日本代表 五輪予選のメンバーは直前まで見極め 大岩剛監督が求める選手像は
日本サッカー協会は15日、国際親善試合に臨むパリ五輪世代のU―23(23歳以下)日本代表26人を発表し、FW荒木遼太郎(FC東京)=東福岡高出身=らが入った。チームは22日に京都・サンガスタジアムbyKYOCERAでU―23マリ代表と対戦、25日には北九州市のミクニワールドスタジアム北九州でU―23ウクライナ代表と対戦する。 ■開幕から好調のFC東京荒木が復帰、U23代表メンバー一覧【関連】 パリ五輪アジア最終予選を兼ねた4月のU―23アジア・カップ(4月15日開幕・カタール)に備えた最後の代表活動。23人で臨む最終予選のメンバーは今回の選出組がベースとなる見通しだが、東京都内で会見した同代表の大岩剛監督は「この後にもJリーグを含めて試合がある。そういうところも含めて、しっかりと最終予選に向けてのメンバーを選んでいきたい」と語った。 代表に求める選手像について大岩監督は「われわれにはプレー原則、プレーモデルがあり、ポジションごとにもあるし、ポジションに関係なく全員に求めているものがある。そのタスクを踏まえた上で、自分の強みを非常に重要視している。自分の色をグループの中で出すことがチームメートに信頼してもらう一つの道かなと思っている」と説明した。 特に攻撃的な選手については「非常に重要な部分でタスクを求めている。守備のところであったり、トランジション(攻守の切り替え)であったり、おとりになる動きを求めながら、自分の強みを出してくれれば」と願った。 最終予選は代表活動が優先される国際Aマッチデーの対象外となるため、海外組の招集が難航する見通し。大岩監督は選考の上で「戦っている場所というものに対して区別はしていないつもり。海外での厳しい環境でもまれている選手と勝手知ったるJリーグでやる違いは当然あると思っている。ただ、今のJ1は非常にレベルが高い」と強調。「J1でしっかりとゲームに出続けること、チームで活躍をし続けること、チームメートに信頼を得続けること、そういうことを期待しているし、そういう選手がおのずと日本代表というグループに位置づけられると思っている」と語った。
西日本新聞社