実力派俳優・萩原利久、小島よしおが芸能界入りの恩人!? ギャップのある素顔にも注目したい
<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム> 先日、映画「朽ちないサクラ」(原廣利監督)に出演した萩原利久(25)を取材した。作中で見せる好青年らしさ、自身の冠バラエティー番組「萩原利久のwkwkはぎわランド」への思いまで熱く語ってくれた。 子役から活動を続ける萩原が一躍注目を集めたのは、作家・凪良ゆう氏によるBL代表作ともなったヒット小説を実写化したテレビドラマ「美しい彼」シリーズ。FANTASTICS from EXILE TRIBE八木勇征とダブル主演を果たし、世界各国でとりこになる人が続出した。 同シリーズは21年にシーズン1、23年にシーズン2と劇場版が公開されたが「あそこまで行くとは僕らも思っていませんでした」と笑う。一方で「一生懸命作った作品がそのまま届いたという事はうれしいですし、良い作品の作り方ができていたんだと改めて思います」と振り返った。 「朽ちない-」は捜査権のない県警広報職員の森口泉が、事件の謎を独自調査し、真相に迫る異色の警察ミステリー作品。今作では泉のバディ的存在となる年下同期の磯川俊一を熱演した。 泉への好意を胸に秘めた好青年が、調査を献身的に支える役どころは「『好き』という感情は人を行動させる上で力がある要素。その部分が濁ると印象として、クリーンな子からやましさが出てしまったり、磯川として出て欲しくない部分もあった。恋心をどれくらい出すのか。行動理由、僕が演じる上でどう見えるか、泉さんとの関係性を特段意識して演じました」。 多くの作品で“好青年”という印象が多い、萩原の新たな一面が見られるのが「萩原利久のwkwkはぎわランド」だ。 自身にバラエティー番組の話を持ちかけられたことがきっかけだといい「小島よしおさんに会ってみたくて、この仕事を始めた中、会ったことがなくて。自分に何故かバラエティーのお話が来たんです。誰とやりたいかと聞かれて、そりゃあもうね」とニヤリ。「想像していなかったですし、びっくりです。ただ、形になることがあると思うといったもん勝ちでした」。 小島との共演は「子役時代に戻ったような感覚もあれば、今では芸能界入りの恩人的な部分もあります」と自身のキャリアにしみじみ。俳優仲間などからも反響は大きく「不思議なことをしているので、よく話題にあげてもらいます。同世代の俳優には冠バラエティー番組を持っている人いないので」と話した。 同番組では収録中にやりたいことを話しながら、実現していくことが多いという。萩原は睡眠時間を削るほど、サッカープレミアリーグ観戦とバスケ好き。推しのNBAの大スター、ステフィン・カリーの試合を現地で生観戦するため、サンフランシスコへロケも遂行。「もう1回行きたい。いや、普通に何度でも行きたいです」と目を輝かせながら熱弁をふるった。 実力派俳優として見せる演技力だけでなく、ギャップのある素顔にも注目したい。【加藤理沙】