ヴォスクオーレ仙台・清水誠監督が電撃解任。5年ぶりにF1復帰も開幕から11連敗「期待に添えぬままこの日を迎えるのは残念」|フットサル
10月25日、ヴォスクオーレ仙台は清水誠監督の27日付での解任を発表した。このため、26日のシュライカー大阪戦が最後の試合となり、残りのシーズンは中島千博コーチが新監督として指揮を執る。 【映像】レジェンド・清水誠監督の現役時代!ヴォスクオーレ仙台リーグ参入の瞬間
悲願のF1復帰も11試合未勝利
清水氏はFリーグ開幕当時、バルドラール浦安の選手としてピッチに立ったレジェンドの一人だ。府中アスレティックFC(現立川アスレティックFC)、浦安セグンド、ステラミーゴいわて花巻を経て、仙台でプレー。主将を務めた清水氏は、2016-2017シーズンを最後に現役を引退すると、その後2019-2020シーズンの途中から仙台の監督に就任した。 クラブライセンスの不交付によるリーグ不参加を経て、2022-2023シーズンに3年ぶりのFリーグ復帰。そして昨シーズン、14勝1分1敗の成績でディビジョン1・2入替戦への切符を手に入れた仙台は、エスポラーダ北海道に2連勝を飾り、今シーズンから5年ぶりにF1の舞台に挑んでいた。 しかし、今シーズンは開幕から厳しい戦いを強いられ、10月19日のペスカドーラ町田戦に敗戦した仙台は、リーグ1巡目で11連敗を喫していた。 クラブのホームページをとおして清水氏は、シーズン途中での解任に「2019年に就任してから、F1昇格など、忘れられない経験をさせていただきました」とこれまでの出来事を振り返りながら「期待に添えぬままこの日を迎えることになってしまったのは残念です」と率直な思いを綴り、ともに戦った選手やファン・サポーターに感謝の気持ちを述べた。 ■トップチーム監督交代のお知らせ(クラブ公式HPより) この度、10月27日(日)をもってトップチームの清水誠監督に代わり、サテライトチーム監督を務めていた中島千博が新監督に就任することになりましたので、お知らせいたします。 ■クラブ代表コメント 日頃よりヴォスクオーレ仙台にご支援やご声援を賜り心から御礼を申し上げます。 今シーズンも11試合が経過し未だ未勝利という状況と、残り16試合をどのように戦っていくかについて協議した結果、苦渋ではありますが、監督交代という今回の決断に至りました。 クラブ創設時から長きにわたり選手として、監督として、尽力していただいた清水監督は、ヴォスクオーレ仙台に本当に多くのものを残してくれました。ヴォスクオーレ仙台の基盤を築き、多くの困難をこのクラブと一緒に乗り越え、このF1の舞台に戻してくれたその想いと功績には、心から感謝と敬意を表します。 チームは新たなスタートを切り、リーグ後半戦に向けて改めて心を一つにし、ヴォスクオーレファミリーの皆さまに「また次も観に来たい」と思ってもらえるような力強い試合ができるよう、全力で勝利を目指して戦っていきます。引き続き、ヴォスクオーレ仙台へのご声援をよろしくお願いいたします。 ■清水誠氏コメント 突然ではありますが、この度ヴォスクオーレ仙台トップチーム監督の任を解かれることとなりました。 2019年に就任してから、F1昇格など、忘れられない経験をさせていただきました。そこから熱く戦えるチームへの変革を目指して来ましたが、結果がなかなか伴わず、期待に添えぬままこの日を迎えることになってしまったのは残念です。苦しい時期の方が多かったですが、そうした中でも信じて一緒に戦ってくれた選手、スタッフ、そしてファン・サポーターの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。 ■中島千博監督コメント この度、トップチームの監督に就任することになりました。 ファン・サポーター・スポンサーの皆様においてはいつも多大なるご声援・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。 今シーズンは、昨シーズンとは大きく変わり大変厳しいシーズンとなりました。この状況においては、私自身にも責任があると強く感じています。清水監督がいなければ今のヴォスクオーレは存在しません。清水監督の今までの功績を決して無駄にすることなく、まずは残留、そして少しでも多くの勝ち点を積み上げることができるようクラブ・選手と共に尽力してまいります。引き続きご支援・ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。