イベントの体臭問題で対策を提言したピエール中野（インスタグラムより）

　この夏、さまざまな音楽イベントが開催されるのを心待ちにしている人も多いのではないか。そんなとき、無視できない切実な問題が、会場内の “体臭問題” だ。どうしても汗をかいてしまう猛暑の時期、隣の人の体臭に不快を覚えたり、会場全体にこもった強烈な汗臭さに閉口したりした経験は誰しもあるだろう。 【写真あり】具体的すぎるピエール中野の “7カ条” 　そんな状況を見かね、声をあげたのが人気ロックバンド「凛として時雨」のドラマーとして活動するピエール中野だ。6月3日、X（旧Twitter）に《イベント、ライブ、フェスとか、人の集まるところに行く人は絶対に読んでおいてくれ》として、 （1） 入浴、（2）制汗剤、（3）洗濯、（4）室内干し、（5）適度な運動、（6）食事に気をつける、（7）通気性の高い衣類を着用する 　の「7カ条」を投稿したのだ。 　たとえば（1）入浴は《15～20分程度の入浴を行い、適切なボディーソープ（PRO TECなど）を使用する》、（3）洗濯は《室内干し用の洗剤（アリエールなど）と柔軟剤（ファーファ ファインフレグランスなど）を使用し、生乾き臭を防ぐ》など内容は非常に具体的だった。 　中野のこの提案は多くの人の共感を得たようで、4日時点で7000近くの “いいね！” を獲得している。さらに、同ポストには次のようなリプライがなされている。 《過去のイベントTなどそのまま引っ張り出して着てきている方結構いますよね。独特なにおいを放ちながら。イベント前に一度煮沸消毒して洗濯することを推奨したいです。》 《ボディシートで体を拭くも有効です》 《“やっちまった“と自分でも分かるほど汗臭い時ありました。周囲の方、ごめんなさい》 《いちいち演者にこんな事言わせんな。不潔な君、ちゃんと守るようにな》 　イベント会場における “においトラブル” はこれまでもたびたび話題になっている。直近で思い起こされるのは、アイドルグループ「SKE48」の元メンバー・松村香織（2019年2月に卒業）のエピソードだ。 「2017年、当時SKE48のメンバーだった松村香織が、握手会に訪れるファンの “におい” について、女性ファンから苦情が入ったことをTwitterで明かしたんです。自分の体臭は自分では気づけないから、メンバーも含めて気をつけて、と。そして、デオドランド商品を紹介し、『薬局でゲットして』と訴えました。この投稿は大いに反響を呼びました。 　また、このとき彼女が紹介した商品はスプレータイプのものだったんですが、会場によってはスプレーがNGなところもあると指摘されると、『その場合はパウダーシートタイプやロールオンタイプを』とすぐさま提案。 　さらに、翌日の握手会会場では、自腹で購入した無香料制汗スプレーを設置するなど “神対応” で株を上げました」 　来たる夏に向け、体臭対策を万全にしてイベントに臨みたい！