[山口県]デゴイチ、修繕終え雄姿 SLやまぐち号来月3日から
JR山口線の新山口-津和野駅間を走る観光列車SLやまぐち号の蒸気機関車D51形200号機が20日、京都での修繕を終え山口市の新山口駅に到着した。5月3日から2年ぶりに運転を再開する。 「デゴイチ」の愛称で親しまれる同機は、京都の梅小路運転区で受けた修繕と検査を終えて18日、青色の電気機関車に引かれて京都を出発。2泊3日かけて20日にゆっくりとした足取りで県内の山陽線を回送された。新山口駅に到着後、車庫に入った。今後、山口線で試運転を行い、2年ぶりの運転再開に備える。 JR西日本はSLやまぐち号について、今シーズンは11月24日まで土日、祝日を中心に計57日間の運転を計画している。 SLやまぐち号は2022年5月3日に同機の石炭と水を積載する炭水車の台車の一部に亀裂が見つかったほか、「貴婦人」の愛称で親しまれるシンボル機のC57形1号機も長期にわたって修繕中のため運転休止となっていた。