日本サッカー協会・山本昌邦ND「これほど優れたリーダーはなかなかいない」2大会連続五輪監督を大岩剛氏に託した経緯を明かす
2028年ロサンゼルス五輪を目指す年代別日本代表の監督に就任することが決まった大岩剛氏が13日、都内で日本サッカー協会の宮本恒靖会長、山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)も同席した中で就任会見を行った。 現行の原則23歳以下で出場し始めた96年アトランタ五輪以降、2大会連続で指揮を取るのは日本歴代初となるが、評価した点について山本NDは「僕はいつも団長として監督の近くにいる立場で、これほど優れたリーダーはなかなかいないなっていう風に思っています。まず、こういう大きな仕事でありながら、親近感もあるし、謙虚で聞くことを知る監督。選手の話もよく聞く、そういうことができる監督で、モチベーターでも当然ありますし、いつも大岩監督のすごいところは、どんな厳しい状況状でも、(U23アジア杯の)韓国戦で、僕は想定内だと思っていましたが、韓国に敗れた後も本当に落ち着いて静かに振る舞っていて、その姿を見ると、やっぱりそういうものを託せる素晴らしいリーダーだなっていうのは確信してましたし、そういうものも強化部会、技術委員会、影山委員長のところでしっかりと議論はしています」と説明。 そうした点を評価し、早くから続投オファーを出して今回再任となった。山本NDは「五輪は条件が非常に難しい中で、これ以上の経験値があって、さらに先を目指せる監督はいないと思って大岩監督に時間はかかりましたが、こういう日を迎えられてホッとしている。育成と勝利という難しい仕事のなかで日本の未来を託せる監督。スタートが早くなったというところもひとつの利点だと思いますし、前回は2年半だったが、今回はしっかりとスタートから長い時間を託せるのも、このタイミングでの発表になった要因。引き続きロス五輪に向けて大岩監督のチームをサポートしてもらえれば」と期待した。
報知新聞社