マダニにかまれた80代の女性が死亡 広島県内でことし2例目
広島県は12日、マダニにかまれることによって感染する日本紅斑熱で、県内の80代の女性が死亡したと発表しました。ことしに入り、患者が死亡するのは2例目です。 【写真を見る】マダニにかまれた80代の女性が死亡 広島県内でことし2例目 県によりますと、女性は今月7日に発熱などを訴え、県内の医療機関に入院。主治医が症状から日本紅斑熱を疑い保健所へ検査を依頼したところ、陽性と判明しました。女性は10日に亡くなりました。女性は右足にはマダニに刺されたあとがあったということです。 日本紅斑熱は、マダニにかまれて感染する病気で、2~8日の潜伏期間のあと、頭痛や悪寒・高熱などの症状と、体に米粒大から小豆大の紅斑ができるということです。発疹部にかゆみや痛みがないのが特徴です。 <感染予防策> ▽屋外活動時は長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く ▽屋外活動後は体や服をはたき、マダニが体に付いていないか確認する ▽吸血中のマダニを見つけた場合は、できるだけ医療機関に処置をしてもらう ▽マダニにかまれたあとに発熱などの症状があった場合は、直ちに医療機関を受診する。
中国放送