「彦八まつり」が帰ってくる 桂小春団治 hanashikaの時間。
新型コロナ禍で休止していた「彦八まつり」が5年ぶりに開催されます。噺家たちが生國魂神社(いくたまさん)の境内に屋台店を出し、室内の会場ではイベントや落語会が催される噺家の文化祭、ファン感謝デーです。 僕も初期から屋台店を出しているのですが、僕の店はゲーム屋さん。サッカーの「フリーキック屋」や2メートルの高さから落下する紙をお箸でキャッチする「ひらひらペーパー屋」など、あまり普通の縁日にはないゲームです。その後やったのは、バスケットボールの「フリースロー屋」。移動式のバスケットのゴールを借りてきて、ボールがゴールに入ると景品がもらえるというゲームです。 普通だと3人に1人ぐらいしかゴールに入らないのですが、最終日の夕方、黒人がやってきて連続でゴールを決める。元バスケット選手だと思うのですが何度も挑戦して、その都度景品をゲットしていくのです。 これではいけないと少し距離を離して投げさせたのですが、それでも3ポイントシュートよろしくバンバン入れる。やっと帰ったかと思っていたら、しばらくして大きな外国人の友人たちを連れてきて、またまた皆で賞品をゲットしていく。まるで荒らしのように賞品を持っていかれて商売にならないので、最後は頼み込んで帰ってもらいました。 今年も的に矢が刺さると賞品がもらえる「ダーツゲーム屋」をやっています。ぜひお越しを。 ◇ 「彦八まつり」は生國魂神社で5月18日(土)、19日(日)の午前10時~午後6時。入場無料。