センバツ21世紀枠 県推薦校に岡山東商 秋季県大会4強 /岡山
岡山県高野連は8日、来春の第97回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)「21世紀枠」県推薦校に、県立岡山東商業高校(岡山市中区、森山泰幸校長)を選んだと発表した。同校は毎年安定した上位成績を残し、今秋季県大会でベスト4入りしたことなどが評価された。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 同校は1898年創立の県内で最も歴史がある商業高校。野球部は1903年創部で、春8回、夏11回甲子園に出場。1965年の第37回選抜大会では岡山県勢初の全国制覇を成し遂げた。2006年の第78回選抜大会以降は甲子園から遠ざかっており、「古豪復活甲子園で校歌を歌う」を目標にしている。 現部員はマネジャー2人を含め45人。グラウンドは他部との共用で使用制約が多く、効率性と集中力を重視して練習。全員が毎日野球ノートに振り返りなどを記入し、指導者とのやりとりを密にしながらチーム力の強化に取り組んでいる。 また、部員は学校周辺の清掃や少年野球教室などを行い、地域とのつながりも大切にしながら活動している。山本悟朗野球部長は「選ばれたのは光栄なこと。野球部が掲げる目標に向かって励んでいきたい」と話す。 21世紀枠は12月13日に全国9地区の候補校が発表され、来年1月24日に出場する2校が決まる予定。【相原洋】