沖縄県のアメリカ軍の普天間飛行場の辺野古移設を巡り、政府が奄美大島での土砂確保に向けた調査を行うことが分かりました。これに対し、塩田知事は法令の範囲内であれば反対しない考えを示しました。 県によりますと、普天間飛行場の名護市辺野古への移設について、８月１９日に沖縄防衛局から「奄美大島での土砂確保に向けた調査を行う」と説明があったということです。 移設に向けた湾の埋め立て工事には大量の土砂が必要とされ、沖縄県以外での新たな調達先の確保が課題となっています。 関係者によりますと、早ければ９月にも奄美大島での調査が始まり、採石場７カ所や港周辺が対象となる見込みです。 奄美大島は世界自然遺産に登録されている上、沖縄県は辺野古移設に反対していますが、塩田知事は法令の範囲内であれば調査や土砂の搬出には反対しない考えを示しました。 塩田知事 「今すでに鉱山として採石を行っている所を調査するということなので,、世界遺産の影響があるようなことにはならないと思う」