【びわこボート・GⅢイースタンヤング】関浩哉、宮之原輝紀らSG戦歴ある若者ずらり/総展望/16日開幕
来期は全員がA1級の前田3兄弟からは篤哉と翔が参戦。いずれも安定感ある走りでV戦線に顔をのぞかせる。一発を秘める存在が仲道大輔。チルト3度を駆使した走りで名を売る若武者は、調整がはまればパンチ力満点。昨年、チルト3度が解禁されたびわこ水面で抜群の伸び仕様を披露すれば、台風の目になるのは必至だ。
大阪支部も腕自慢そろう
大阪支部も腕自慢がずらりと並ぶ。2月児島のルーキー戦Vの井上忠政は安定感ある走りが持ち味。2024年後期で9期連続のA1級となる小池修平は今年2月の近畿地区選、3月の江戸川周年記念と2節連続優出を果たし、直前の住之江周年記念でも優出など、フル世代のGⅠ戦線でも銘柄級と互角に渡り合う。上田龍星は今年、5月までの11節で9優出。絶好調ぶりはメンバー随一で、今節も優出は最低条件になりそうだ。
地元滋賀支部は5人体制
地元タイトル死守に燃える滋賀支部勢は5人という少数精鋭部隊。 2024年前期まで5期連続A1級の澤田尚也は、師匠でもある馬場貴也譲りの旋回力を誇る。走り慣れた地元水面ならその威力も倍増。まだ手にしていない地元Vへと気迫のこもった走りを見せる。
中島秀治も、7月からは初のA1昇級を決めるなど近況は充実。自身2度のVはともにびわこと、地元での〝勝ち方〟を知っているだけに好走は必至だ。
昨年当地でデビュー初Vを飾った香川颯太は初のA級昇格を7月に控える。廣瀬篤哉は通算2度の優出はいずれもびわこで、地元水面との相性はばっちり。木下雄介はB1級ながら、追加あっせんでフル世代のGⅠを経験済み。その一戦では3コースから水神祭を挙げるなど、非凡な素質の一端を披露した。