カタールでプレイしていることが忘れられている? コウチーニョ復活の日はこないのか
今季も怪我などで成績上がらず
最近はサウジアラビアに向かうスター選手が増えており、カタールのクラブにスポットが当たる機会が減っているところがある。 大物選手を欧州から積極的に引き抜いているのはカタールも同じだが、昨夏にアル・ドゥハイルがMFフィリペ・コウチーニョを迎えていたことを覚えているだろうか。 コウチーニョは2018年にリヴァプールからバルセロナに移籍したところから成績が落ちてしまい、2022年にはアストン・ヴィラへと完全移籍していた。しかしアストン・ヴィラでも主力定着とはならず、昨夏にアル・ドゥハイルにレンタル移籍している。 アル・ドゥハイルにとっては貴重な助っ人だが、残念ながらカタールでもコウチーニョは思うような活躍ができていない。その理由の1つが怪我で、今季も怪我が原因で数試合を欠場している。 スペイン『Tribuna』はコウチーニョの実力を評価しているものの、アル・ドゥハイルでの貢献度は不十分と指摘する。 「彼はアル・ドゥハイルのリーグ戦にて、先発出場の割合が56%に留まっている。今季はすでに3度の負傷離脱があった。ピッチにいるときは違いを生んでおり、ACLでクリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスルと対戦したゲームでは2ゴールを記録している。しかし、コンディションが何よりの問題だ。コウチーニョがシーズン終了後に所属元のアストン・ヴィラに戻ることを想像するのは難しい。おそらく、ブラジルのクラブに完全移籍で売却される可能性が高い」 アル・ドゥハイルは国内で6位と微妙な位置におり、ACLもグループ3位に沈んで敗退している。同じカタール勢ではアル・サッドもグループ敗退に終わっており、ACL西地区はサウジアラビアに支配されている。 コウチーニョにとっても悔しいシーズンとなっており、カタールでプレイしていることを忘れていたサッカーファンも少なくないだろう。
構成/ザ・ワールド編集部