【速報】日本PTA協への背任容疑で再逮捕 さいたま市PTA協元会長 工事代金を1200万円水増しか 捜査の手ついに及ぶ
公益社団法人日本PTA全国協議会(日P協)が発注した同会の建物の外装改修工事代金の支払いで、請負業者に対して水増しした金額を送金させ、水増し分を自己のものにしたとして、埼玉県警捜査2課と大宮、浦和、岩槻署は17日、背任の疑いで、日P協元参与でさいたま市PTA協議会(市P協)元会長の会社役員の男(54)=同市中央区本町西5丁目=を再逮捕した。 さいたま市PTA協の元会長ら逮捕、保険代理会社の役員も “使途不明金”で除名処分を受けていた元会長、支出すべて主導…協議会を私物化していた54歳
再逮捕容疑は2022年8月10日~23年1月20日までの間、日P協の外装改修工事の担当者として、工事を請け負ったさいたま市内の業者に対し、工事代金を水増しして、水増し分を自己の利益にしようと考え、9回にわたって同業者の預金口座に水増しした工事代金を送金し、日P協に約1200万円の損害を与えた疑い。 捜査2課によると、水増しした工事代金は、さいたま市の業者から関係会社を経由して、実際の工事代金などを差し引いた約1200万円が男の手に渡っていたという。 男は当時、日P協の事務局を事実上管理統括していたとみられ、男と工事を請け負ったさいたま市の業者の代表は知人関係にあるという。 県警は、さいたま市内の工事業者の代表者らに任意で事情を聴くとともに、ほかの共犯者や引き出した1200万円の使途などについて、慎重に捜査している。 男は、市P協の預金口座から現金を引き出すなどして、現金485万円を横領したとして、6月26日に同課などに業務上横領の疑いで逮捕されていた。
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