「口先だけでなくお金で示した」ド軍の“カネ”に大論争! 米敏腕記者の投稿に賛否両論「ドジャースファンだが嫌いだ」「彼は正しい」
ロサンゼルス・ドジャースからフリーエージェント(FA)となった外野手のテオスカー・ヘルナンデスがドジャースと3年総額6600万ドル(約104億円)で再契約を結んだと現地27日、全米の複数メディアが伝えた。スポーツ専門局『ESPN』の敏腕記者ジェフ・パッサン氏も同選手の再契約を報じたひとりだが、今季も高額契約で補強を推し進めるドジャースに対する投稿が大きな反響を呼んでいる。 【画像】キュートな見た目と仕草で世界を魅了!大谷翔平の“愛犬”デコピンの厳選ショット! 同記者が報じた記事によれば、T・ヘルナンデスは、契約金2300万ドル(約36億円)、チームオプション付きで4年目は年俸1500万ドル(約24億円)。2350万ドル(約37億円)が繰り延べとなり、6年後から分割での支払いが始まるという。複数の球団からの魅力的なオファーが伝えられていた同選手だったが、ついにドジャースが再契約に漕ぎつけた形だ。 パッサン記者は自身のX(旧ツイッター)でT・ヘルナンデス再契約の速報を伝えた後に、次のような投稿を行なった。 「ロサンゼルス・ドジャースはマシーンだ。お金を刷るだけでなく、勝利を追い求めてそれを使う意欲は他に並ぶものがない。彼らは口先だけでなく実際にお金を使って示した。他のチームも同じアプローチで大きな利益を得ることができるのに、彼らはそうしないことを選んだ」 今オフも繰り延べによる後払いを駆使し、高額契約の補強に邁進するドジャースを絶賛するこの投稿には、フォロワーから賛否両論が巻き起こっている。 「私はドジャースファンだが、これは嫌いだ」 「私はドジャースが嫌いだが、彼は正しい。問題はドジャースではなく、リーグの他のチームにある」 「MLBには上限と下限が必要だ」 「ということは、ブルワーズ、ロイヤルズ、パイレーツ、マーリンズなどはドジャースのように簡単にお金を使うことができ、そうしないことを選択できると言っているのですか?」 「アベンジャーズを編成できないようにしましょう」 「ドジャースほどの金額を先送りできるチームは他にない。彼らはテレビ契約を通じて何年も前から経済的成功を狙っていたから、機械のようなチームだ。彼らには敬意を表する」 「ヤンキース、この投稿はあなた宛てです」 「カブスフロントにグサっと刺さるパッサン氏の素晴らしいツイート」 「ドジャースはかつてのヤンキースのようなチームになった」 「確かに、レッズ、パイレーツ、ロイヤルズは、望めばドジャースやメッツになれる可能性は十分にある。完全に合理的な見方だ」 ドジャースは昨年、10年総額7億ドル(当時約1015億円)で獲得した大谷翔平をはじめ、高額契約によって山本由伸、タイラー・グラスノー、T・ヘルナンデスらを獲得。後払い契約を駆使した大型補強の流れは今季も継続され、2度のサイ・ヤング賞を受賞したブレイク・スネル、強打者マイケル・コンフォートを獲得し、世界一に貢献した36歳の救援投手ブレイク・トライネンとも2年33億円で再契約をはたしている。 構成●THE DIGEST編集部