2004年ドラフト会議で、阪神8巡目指名を史上最年少の15歳で受け、兵庫尼崎ボーイズリーグの少年らに祝福される辻本賢人投手（米・マタデーハイスクール）

　プロ野球の新人選手選択会議（ドラフト会議）は24日、午後4時50分から都内のホテルで開かれる。 【写真】似てる？ドラフト候補の清原正吾が公開した、父・和博氏との笑顔の2ショット 　1965年に第1回ドラフトが開催されてから半世紀以上。これまでにさまざまな出来事があった。その歴史を振り返る。 　◆最年長＆最年少　史上最年長で指名されたのは82年中日3位の市村則紀投手で30歳5カ月。石下（茨城）から東洋大、電電関東を経て指名された。左のワンポイントとして1年目から活躍、86年に中日から西武に移籍したが88年までの6年間で通算163試合に登板し5勝2敗1セーブ、防御率3・95の成績を残した。一方、最年少での指名は04年阪神8巡目の辻本賢人投手（マタデー高）で15歳10カ月だった。 　◆最下位指名　支配下ドラフトで最も指名順位が低いのは第1回の65年に広島から指名された下村栄二投手（名商大中退）で18位。1年目の66年に偵察要員で3試合に先発出場したが1軍登板はなかった。05年から始まった育成ドラフトで最も低い順位は、ソフトバンクから指名された21年の仲田（福岡大）と22年の盛島（興南）で14位。仲田は今季支配下に昇格、1軍初安打もマークしている。 　◆小兵のドラフト1位　99年に横浜から1位指名を受けた田中一徳（外＝PL学園）は最小兵の1メートル65。他には70年西鉄1位の高橋二三男（外＝新日鉄広畑）と19年楽天1位の小深田（内＝大阪ガス）はともに1メートル68、78年日本ハム1位の高代延博（内＝東芝）と01年ヤクルト自由枠の石川（投＝青学大）はともに1メートル69だった。なお、高橋は後に1メートル64、石川は1メートル67へと登録身長を変更している。