『アバター』第3弾、正式タイトル決定 ジェームズ・キャメロン「望んでいる作品になる」
2025年に公開されるジェームズ・キャメロン監督の『アバター』シリーズ最新作のタイトルが、『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ(原題)』に決定した。 【写真】発表された『アバター』第3作の正式タイトル アメリカ・カリフォルニア州アナハイムで行われている『D23 2024: The Ultimate Disney Fan Event』。8月9日(現地時間)にホンダ・センターで開催されたイベント「ディズニー・エンターテインメント・ショーケース」にキャメロン監督がサプライズ登場。『アバター』(2009年)、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022年)に続くシリーズ第3弾となる最新作のタイトルが『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ(原題)』で、全米公開日が2025年12月19日となることを発表した。 会場に集まったファンによる割れんばかりの拍手の中登場したキャメロン。開口一番、「信じられない! すごい人だ」と約1万2000人の観客の数に驚いた様子を見せる。「このイベントのためにニュージーランドからやって来た甲斐がありました。18年もの歳月をかけてチーム一丸で描いたパンドラの世界を多くの方に愛していただき、そして『アバター』の3作目をみなさまに披露することができるのをとても嬉しく思っています。いまは毎日VFX担当から送られてくる映像を見ていますが、毎日クリスマスの朝が来たかのような喜びを感じています。キャラクターたちはとても生き生きしていて、感情移入ができて、本当にリアルなんです。みなさんご存知のとおり、アドベンチャーであり、ビジュアル的な美しさもありますが、最新作では課題があり、新たな挑戦になりました。新しいキャラクターも出てきますし、文化や設定、生物など、いままで見たことのないパンドラをお見せできると思います。この作品は、おそらくみなさんが想定しているものにはなりません。ただ、みなさんが望んでいる作品になるのは間違いありません」と、最新作について力強く語った。 そして、ジェイク・サリー役のサム・ワーシントンとネイティリ役のゾーイ・サルダナの名前を呼び、2人もサプライズ登壇。サルダナは壇上から初めて『D23』に来ているという自身の息子について触れながら、『アバター』第3弾公開に向けて心境を吐露。ワーシントンが「ジェームズに任せます。私が何かを言う立場ではないと思うので……』と謙遜した様子を見せると、キャメロンは「台本もらいましたよね? 台本通り言えばいんですよ」と言い、会場からは笑いが巻き起こった。 続けて、「今日は映像はお店しません。まだ早すぎます。ですが、今日は特別に、みなさんにエクスクルーシブな体験をしていただきたいと思います。素晴らしいコンセプトアートです」とコンセプトアートを披露し、さらに「本日、映画の正式なタイトルを発表します」と、第3弾のタイトルが『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』であることが明かされた。
宮川翔