【バレー】下北沢成徳高2年生エース対談 イェーモン ミャ×後藤ビビアン愛音 全国二冠にも慢心はなし
今年度からダブルエースとして活躍し、下北沢成徳高をインターハイ、国体の二冠に導いたイェーモン ミャと後藤ビビアン愛音。2年生エースコンビのこれまでと、11月19日(日)に行われる第76回全日本高等学校バレーボール選手権大会 東京都代表決定戦への思いに迫る 【表】11月17日時点の出場チーム一覧 ――国体優勝おめでとうございます。優勝の瞬間は笑顔を見せましたが、すぐに表情を引き締めていましたね イェーモン(以下、モン) インターハイと同じで、「優勝したからすごくうれいしい」という気持ちは正直あまりなくて。 金蘭会高(大阪)はどの選手も攻撃力が高いので、自分たちの武器であるブロックを機能させることが大事だと思いました。まったくできていないというわけではありませんが、試合を振り返ると完璧ではなくて。「ここでほしい」という場面で止められないことがあったので、目指しているところには届いていないと感じます。 後藤 インターハイはケガがあり、準決勝から出られませんでした。今回は最後までコートに立って優勝したからうれしいというわけではなく、まずは目標を達成することができたという思いが強かったです。 ――それぞれのプレーを振り返っていかがでしたか? 後藤 成徳(下北沢成徳高)はブロックが武器ですが、自分はみんなと比べて身長が低い(172㎝)です。ブロックを利用されて(コートの外に)出されることがあったので、修正したいと思いました。 また、持ち味であるパワーのあるスパイクを、どの試合も100%出せたとは思っていません。これから練習して、自分の武器を最大限に発揮できるようにしていきたいです。 モン 決勝ではスパイクというよりはまず、ディフェンスで相手を上回ることを意識していました。スパイクでは、金蘭会は全員のレベルが高いので、どこまで通用するかがすごく楽しみでした。内容はよくも悪くもなかったですが、コースを1ヵ所に限らず打ったり、次につながるプレーはできたと思います。 後藤 モンはここで1本ほしいというときに必ず決めてくれるので助かりました。その分、自分はサーブレシーブをしっかりと返そうと思いました。 モン 力を出せたのは60%ぐらい。レシーバーをぶっ飛ばせるような力をもっとつけたいと思います。