統合で最後の卒業式 南房総の白浜中と千倉中で(千葉県)
安房地域の小中学校で卒業シーズンを迎え、南房総市では11日に中学校の卒業式が行われた。4月に統合して南房総中学校となる、白浜中学校と千倉中学校では最後の卒業式として挙行された。 このうち白浜中(林明正校長、生徒数49人)では、卒業生18人が林校長から卒業証書を受け取り、慣れ親しんだ学びやを旅立った。 林校長は式辞で「学校内や地域の方々との『つながり』は宝物です。その宝物をいつまでも大切にしてください。そして、その『つながり』から力を得て、世のため人のために使っていってください」とはなむけの言葉を贈った。 卒業生を代表して林望海さんが答辞。「何げない日々の生活が、私たちを大きく成長させてくれたことを実感しています。先生や家族が、頑張っているときだけではなく、弱い姿もあるがままに受け止めてくれたからこそ今がある」と3年間を振り返った。家族や教職員、地域住民らに感謝の気持ちを述べ、「白浜中学校の最後の卒業生として責任を持ち、自分の夢をかなえるために日々努力します」と誓った。 そして、新年度から南房総中に通う在校生に「皆さんも4月から新しい学校です。同じように勇気をもって、新しい一歩を踏み出しましょう」とエールを送った。