道枝駿佑“ゼロ”、巨大プロジェクトを企む江口洋介“國見”に素顔を晒して宣戦布告<マルス-ゼロの革命->
なにわ男子・道枝駿佑が主演を務めるドラマ「マルス-ゼロの革命-」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第7話「サイバーテロで国家危機!? 宿敵から証拠を奪い出せ!」が3月5日に放送された。同作は、道枝にとってゴールデン帯連続ドラマ初主演となる青春“クーデター”サスペンス。謎多きカリスマ転校生に導かれ、“マルス”という動画集団を結成した落ちこぼれ高校生たちが大人社会に反旗を翻していく姿が描かれていく。新メンバーとして不破壮志(日向亘)が加わり、動き出そうとするマルスだが、またしてもクロッキー社の國見(江口洋介)が彼らの前に立ちはだかる。(以下、ネタバレがあります) 【写真】クロッキー社からデータを盗んだ後、飛び降りて脱出したゼロ(道枝駿佑) ■武藤将吾氏の脚本による完全オリジナルドラマ 同作は、「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」(2019年、日本テレビ系)の武藤将吾氏が脚本を務める完全オリジナルドラマ。道枝は大胆不敵で過激な言動で、カリスマ的な魅力を放つ一方、ダークで妖しい裏の顔を持つ主人公・美島零=ゼロを演じる。 ゼロの右腕的存在となる逢沢渾一、通称・アイコンを板垣李光人が、渾一の幼なじみで初恋相手でもある貴城香恋を吉川愛が演じる他、井上祐貴、横田真悠、山時聡真、泉澤祐希が動画集団“マルス”のメンバーとして出演。 また、ゼロと過去に因縁がある大手通信事業グループの社長・國見亜門役で江口も登場している。 ■國見の巨大プロジェクトが動き始めた クロッキー社のCEOである父・國見と決別した香恋(吉川)がマルスに復帰し、新メンバーとして不破荘志が参加。マルスがまさに“再起動”したところで、國見の巨大なプロジェクトも動き始めた。 ゼロたちのいる桜明学園一帯の携帯電話が突然、原因不明のフリーズ。学校内がざわついたがそれはすぐに元通りになり、大きなトラブルには発生しなかった。しかし、これこそが國見の仕掛けるプロジェクトの取っ掛かりと言えるものだった。 ゼロは気付いた。クロッキー社が国内最王手の総合流通企業であるエンダーグループと業務提携したことでSNS「クロッキー」のユーザー数が1億人を突破。さらに、運転免許証や健康保険証、クレジットカード、パスポートなど公的な身分証もひもづけることで、国民は「クロッキー」なしでは生活ができない状態になっていた。 ほんの少しの間、携帯電話がフリーズしただけでもプチパニックが起こってしまうくらいに依存しているということは、このようなことが大規模に発生すると、それは国家を危機に陥れる“テロ”になり得るということに。 ■ゼロ「この先は俺一人でやる。マルスは今日で解散する」 ゼロは「これはテロに違いない」とマルスのメンバーに伝えたが、まさにその通りで、國見は「さぁ、マルスはどう出るかな」と不敵な笑みを浮かべていた。 これを阻止する方法は一つ、エンダーグループにクロッキー社の陰謀と個人情報の流出などを伝えて、業務提携を解除してもらうこと。 しかし、クロッキー社にしてもエンダーグループにしても、高校生が対峙する相手としてはあまりにも大きく強すぎる。賢成(山時)はそう思い、苦悩していることを明かすと、ゼロは「分かった。この先は俺一人でやる。マルスは今日で解散する」とメンバーらに伝えた。 渾一は“マルス解散”を認めたくないと思い、ゼロと話し合いを。そして、ゼロが考えたエンダーグループの会長・西城(原田美枝子)に会う計画に同行。うまく接触することが出来たゼロたちは、國見に脅された映像を見せて説得しようとするが、西城はそれだけでは証拠にならないと言って、クロッキー社がテロを企てているという確固たる証拠を持ってきなさいと追い返されてしまう。 ■ 渾一「僕は大勢の人と救おうとしているゼロくんを信じたい」 「クロッキー」にウイルスが仕込まれていることを証明するために、ゼロはクロッキー社に忍び込んでデータを盗むという作戦を計画。これは一人で実行する予定だったが、渾一が現場に現れ、そして他のメンバーらもそこにいた。 渾一は「たとえ、世の中的に間違ったことだとしても、僕は大勢の人と救おうとしているゼロくんを信じたい」と話し、他のメンバーらも同じ思いだと伝えた。 少し目を潤ませながらゼロが「足引っ張んなよ」と言うと、メンバーたちは無言でほほ笑んだ。“解散”したばかりなのに、より強力な絆で結ばれた状態でマルスは再再始動。 ■ゼロ「今度はこっちの番だ」 連携プレーでなんとかデータを盗み出したマルス。部室に戻って、みんなで飲んだ水は格別な味がした。 その時、ゼロの口から出た言葉は「ありがとう」。香恋に「初めてじゃない? 『ありがとう』なんて」と冷やかされるが、マルスは本当の仲間になったとゼロは実感した。 データを盗んだはずが、メモリーに入っていたデータが読みだせず、西城を説得することはまたまた失敗に終わった。それどころか、データを盗みに入ることをも予想していた國見は、わなを仕掛け、「クロッキー」に不具合が起こっている原因がマルスのせいにし、インフルエンサーの“ミスターX”を使って、テロの首謀者に仕立て上げた。 さらに、ゼロの素顔もネットで公開。今回もまんまと國見にしてやられ、ゼロは自分一人で責任を負う覚悟だったが、「これはマルスの問題だ」と、メンバーらが熱い思いを吐露。結束をより固めて、全員で立ち向かうことに。 「今度はこっちの番だ」と、ゼロは配信で素顔を晒し、反撃開始ののろしを上げた。 香恋の復帰、壮志の加入。解散宣言もあったが、より結束を固めて“マルス”は巨大な敵に挑む覚悟を決めた。このピンチをどう切り抜けるのか、注目したい。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部