ロケ先鳥取県の平井伸治知事「カーニバル」おやじギャグでトップセールス 映画「ルート29」
鳥取県の平井伸治知事が7日、東京・新橋の鳥取県・岡山県共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」で行われた「映画『ルート29』応援グルメフェア メディア発表会」に出席した。映画「ルート29」(8日公開)を撮影した森井勇佑監督とともに登場した知事は、劇中でヒロインの綾瀬はるかがふんした清掃員と同じピンクのつなぎ姿。トップセールスを仕掛けた。綾瀬がかけていたメガネもまねていた。 この映画、綾瀬演じる他者と交わろうとしない清掃員が、仕事で訪れた病院で女性の入院患者から「娘のハル(大沢一菜)を連れてきて」と頼まれ、兵庫県姫路市に向かう。ハルを見つけ、姫路から鳥取県へ国道29号線を2人で北上するというストーリーだ。7~8月にかけて鳥取砂丘など、県内各所でロケが行われた。 森井監督とのトークショーでは、自虐ネタやおやじギャグも披露した。ある商店街で行われたロケで多くのエキストラに参加してもらったが、「この商店街でこんなに人出ができることはない」と笑わせた。 映画に合わせて8日から22日まで、こちらのショップで応援グルメフェアも行われる。売り出されるカレー、八頭町産柿のプリンを2人で試食した。「鳥取県は肉も有名ですから、次回は国道29号線の『ルート29』ではなく、『ミート29』で」と早速、ジョークを飛ばしながら売り込んだ。 また、森井監督に松葉ガニを贈呈する際には、「鳥取県は別名『かにとりけん』。年間6000トンもとります。北海道の3000トン、兵庫県の2000トンよりもはるかに多い、全国1位です。カニだけに今まさに『カーニバル』。6日に解禁されたカニ漁では早速1杯150万円の最高値がつきました」と、自らセールスした。 隣接する兵庫県との国道が舞台になる。同県は今、出直し知事選の真っ最中。「本当はコラボしたいけど、兵庫県はいろんな事情で来られない」と笑わせていた。