「悔しかった」今季1軍出場わずか5試合…ソフトバンク井上朋也、2軍での打率3割3分に目標設定 1軍定着へ向けバット振り込む
ソフトバンクの井上朋也内野手(21)が、2軍での打率3割3分以上を来季の目標に設定して宮崎で打撃向上に取り組んでいる。22日はみやざきフェニックス・リーグ西武戦(南郷)が雨天中止となったため、室内練習場でバットを振り込んで汗を流した。 ■スタンド騒然!? 人気アイドルが熱烈応援【写真】 昨季は1軍で15試合に出場したが、4年目の今季の出場は7月中旬から8月上旬にかけての5試合のみ。「悔しかった」と振り返る。シーズンのほとんどを2軍で過ごし、ウエスタン・リーグは94試合に出場。打率は自己最高の2割8分8厘を残し、出塁率も3割4分8厘とアップした。ただ、1軍に呼ばれたのは夏の1度だけだった。 「もっと打率を残さないと1軍へのチャンスももらえない」。打率3割3分を目標にしたのは「2軍でそれくらい打って1軍で2割7か8分くらい」と、あくまで1軍で活躍することからの逆算だ。今回のフェニックス・リーグでは、打席への入り方や意識など試行錯誤をしている。 15日の楽天戦(SOKKEN)では初回に右中間にソロ本塁打を放った。「今年は股関節が開き気味で、力が伝わりづらかった。逆方向に強い打球が打てた」と成果を実感している。 「結果は気にせず、実戦でいろいろ試しながら来年につなげたい」。5年目の来季こそ1軍定着を果たす覚悟だ。(浜口妙華)