HD-2D版『ドラクエ3』の“はぐれメタル狩り” 「ぬるすぎる」の声
ずいぶんぬるくなった?「はぐれメタル狩り」
「ドラゴンクエスト」シリーズにおいて、メタル系モンスターを倒しての経験値稼ぎはファンの間で「メタル狩り」と呼ばれています。初代『ドラクエ』の「メタルスライム」に始まり、『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』では「はぐれメタル」が登場します。後発作品では「メタルキング」なども登場し、経験値を多くもらえるメタル系モンスターの種類は増えています。 【画像】え…マジで? コチラが「はぐれメタル」の元になったモンスターです(3枚) リメイク作ながら全世界出荷、ダウンロード販売本数が200万本突破のヒット作となったHD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』でも、はぐれメタルは効率的にレベルアップするために、勇者たちの標的になっています。そして、往年のファンからは「はぐれメタル狩りがさらにぬるくなった」という声が見られます。 「メタル狩り」については、最新のナンバリングタイトルである『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』において、すでに「ぬるい」という声があがっていました。初期作では、即死効果のある「どくばり」を装備したり、1ターン消費するものの確実にダメージを与えられる呪文「ドラゴラム」を使ったり、「会心の一撃」が出やすい仲間キャラに期待したりと、工夫をこらしたものです。 ところが、『ドラクエ11』では特技「会心必中」が登場し、必ず会心の一撃が繰り出せるようになりました。また、れんけい技「スペクタクルショー」で、敵を高確率でメタル系に入れ替えることもできます。ほかに、メタル系に確実にダメージを与えられる特技「メタル斬り」や、武器「メタスラの剣」「はぐれメタルの剣」「メタルキングの剣」なども登場します。 そして、HD-2D版『ドラクエ3』では、武闘家が会心必中を習得します。さらに、全体攻撃ができ、必ずダメージが与えられる武器「メタルウィング」も登場しました。「スライム島」と呼ばれる、スライム系モンスターしか出現しない場所では、はぐれメタルが最大8体登場します。次ターンから2回行動できる、まもの使いの特技「ビーストモード」も活用すれば、過去作に比べだいぶ容易にはぐれメタルを狩ることができるようになりました。 もちろん、遭遇しても逃げられてしまえば元も子もないのですが……。血まなこになってはぐれメタルを追った日々の思い出を持つプレイヤーにとっては、どこか物足りなさを感じてもやむない仕様となっています。 HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』: (C)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX (C)SUGIYAMA KOBO (P)SUGIYAMA KOBO
マグミクス編集部