トランプ氏と会談一番乗りはアルゼンチン大統領 マスク氏とも親交
トランプ次期米大統領は14日、南部フロリダ州の自宅で、アルゼンチンのミレイ大統領と会談した。AP通信が報じた。5日の大統領選で勝利した後、トランプ氏が外国首脳と対面で会談するのは初めて。ミレイ氏はトランプ氏を信奉し、実業家のイーロン・マスク氏とも親しい。こうした人脈を生かして「一番乗り」を果たしたとみられる。 【写真まとめ】トランプ氏が演説で「勝利宣言」 ミレイ氏は親米のリバタリアン(自由至上主義者)で、12日にトランプ氏と電話協議していた。14日にはトランプ氏に近い関係者が設立したシンクタンク「アメリカ・ファースト政策研究所」のパーティーにも出席した。 トランプ氏は外交では首脳同士の「ディール(取引)」を重視する傾向がある。2016年の大統領選で初当選した際には、当時の安倍晋三首相が外国首脳としていち早くトランプ氏と会談して親しくなった経緯があり、今回も各国が首脳間の関係構築を目指している。15日からの国際会議のために南米を訪問する石破茂首相も、帰路に米国に立ち寄ってトランプ氏と会談することを模索している。【ワシントン秋山信一】