協定書を手にする木幡市長（右）と橋浦社長

　福島市とハシドラッグ（本社・福島市）は災害時、連携して避難所に生活必需品や医薬品などを供給する。店舗駐車場を一時避難場所として活用する。２０日、市役所で連携協定を結んだ。同社が県内自治体と災害協定を結ぶのは初めて。 　災害時や災害発生のおそれがある場合、同社が市からの要請に応じて衛生用品やトイレットペーパー、生理用品、医薬品などを避難所に届ける。高齢者等避難など警戒レベル３以上の避難情報が発令された場合、市内４店舗の駐車場などを一時避難場所として提供する。 　締結式を市役所で行い、木幡浩市長と橋浦希一社長が協定書を交わした。木幡市長は「物資の供給は大きな安心につながる。災害に対する万全な対応をしていく」、橋浦社長は「地域の役に立てる協定であり、誇りに思う。今後も福島のために努めていきたい」と話した。