【高校野球】旭川実・田中稜真が１０球団スカウトの前で自己最速１５１キロをマーク ロッテ・田中楓基の弟
◆春季北海道高校野球大会 ▽１回戦 旭川実５―３札幌大谷（２３日・札幌円山） 旭川実のプロ注目右腕・田中稜真投手（３年）が札幌大谷戦に２番手で登板し、自己最速を３キロ更新する１５１キロをマークした。 ３点ビハインドの２回無死満塁でマウンドに上がった。１番打者を一飛に打ち取ると、続く２番は１５１キロ直球で二ゴロ、３番を中飛に打ち取り、無失点でピンチを脱出。自らの適時打などで３点差を逆転すると、以降も１４０キロ台の直球にスライダーを織り交ぜながら相手打線を翻弄（ほんろう）してリードを守り切った。 バックネット裏にはＮＰＢ１０球団のスカウトが右腕に視線を送った。３人体制で視察した巨人・青木高広スカウトは「（序盤のスピードは）アベレージで１４０キロ中盤くらい。日に日にレベルが上がっていて、まっすぐの伸びも良くなっている。元からスライダーも良いけど、さらにキレが良くなってきた」と評価した。
報知新聞社
