プライム・ストラテジー、「2025年の崖」対策ソリューションを開発
プライム・ストラテジーは1月10日、同社が開発した超軽量完全ローカル協調動作LLM「Magatama.AI」をベースにしたレガシーシステムのソースコードとドキュメント管理を効率化する「2025年の崖」対策ソリューションの開発を発表した。 2025年の崖とは、日本企業の既存レガシーシステムが老朽化・ブラックボックス化・複雑化しており、DXが推進されなければ25年以降に最大12兆円/年の経済損失が生じると予想されている問題。今回、プライム・ストラテジーでは、この問題を解決するべく、レガシーシステムのソースコードとドキュメント管理を効率化するLLMソリューションを開発することとした。 同ソリューションはソースコードや仕様書をLLMで解析するため、非常に高い機密性が求められることから、ベースソリューションとしてMagatama.AIを採用した。Magatama.AIはインターネット非接続で、ゲーミングPCレベルのスペックで三つのLLMを協調動作させることができ、高い機密性が保持が可能で、協調動作によって品質が高いアウトプットを実現できる。また、レガシーシステムの保守作業を効率化し、保守コストを軽減する。 主な機能として、ソースコード管理、仕様書管理、リスク管理、ソースコードチェック、アラート機能を実現するべく、ソリューションの開発を進めている。これによりレガシーシステムのブラックボックス化を改善し、保守業務のコストを大幅に軽減するとともに過去に作成したソースコードのチェックも行うことが可能となり、レガシーシステムの利活用と品質改善を支援する。 なお、同ソリューションは顧客の環境での検証と個別開発、個別チューニングが発生し、顧客の環境で性能検証を行う必要がある。