テレビ長崎

刑事裁判の審理で裁判員を経験した人から要望などを聞き取る意見交換会が長崎地裁で行われました。 意見交換会は約1時間半行われました。 長崎地裁で開かれた裁判員裁判の審理に携わった経験者6人が参加し、裁判官、検察官、弁護士が感想や要望を聞き取りました。 裁判員裁判は殺人や強盗など重大な刑事事件の裁判に市民が参加する制度で2009年に始まりました。 裁判員は選挙権を持つ人から選出されますが、離島が多い長崎では約7割が辞退していて、全国平均よりも1割ほど多いということです。 長崎地裁は意見交換会を年に1回開催することにしていて、裁判員裁判の運用を見直し、参加しやすい環境を作りたいとしています。 経験者からは「他県で裁判の再審が決まる事案があり、判決をきめる怖さがある」などの意見が出されました。 長崎地裁の太田寅彦裁判官は「判決後に声をかけ、裁判員の精神的負担を軽減したい」などと話しました。 意見交換の内容は長崎地裁のホームページに掲載される予定です。