刃物、木工、メッキ加工...燕三条の職人技をキーホルダーに!10事業者が製作、一点物も・1月14日、21日に道の駅で限定販売
新潟県燕三条地域の産業観光が注目されていることを受け、三条商工会議所青年部は手軽な土産物として、地場の職人が作ったキーホルダーを1月14日から限定販売する。計10の事業者が刃物製造や木工などの技術の粋を凝らした一品を持ち寄った。 青年部の魅力発信委員会が初めて企画した。昨秋、参加企業を募り、三条、燕の両市からそれぞれ五つの事業者が応じた。価格は1個1500円に統一した。 日野浦刃物工房(三条市)は、包丁の材料の地金をプレート状にし、たがねで表面に「燕三条」と刻んだ。木製スピーカーなど製造の長谷弘工業(同)は、手仕事を意味する「テッパ」といった職人の言葉を木材にレーザーで焼き入れた。他にもビニールパッケージ製造やメッキ加工など特色ある技術を各社が生かした。 担当した魅力発信委員会の安達拓未委員長(35)は「職人の思いがこもった品を通じ、燕三条のファンを増やしたい。地域の技術の多様さも知ってほしい」と話した。 キーホルダーは数量をそろえた品もあれば、一点物もある。青年部は1月14日に道の駅「新潟ふるさと村」(新潟市西区)、1月21日に「SORAIRO国上」(燕市)で、「燕三条商店」と銘打った臨時の販売ブースを設ける。 問い合わせは三条商工会議所青年部事務局、0256(32)1311。