大阪「通天閣」9日から臨時休業 夜間ライトアップや菓子半額販売は継続
社長「従業員に休業を伝えるの辛かった」
8日の通天閣の入場者数は30人だったという。高井社長は「きょうのこの状況にとどめを刺された感じです。それで休業を決めました。辛かったですね」と涙ながらに話していた。
みんなと一緒に来るべき朝を迎える準備を夢見てがんばる
この1か月、お菓子の半額販売など知恵をしぼって色々奮闘してきた高井社長。しかし「知恵をしぼって色々やってもコロナウイルスに追いつかれるというか。本当に絶望感ではないですけど、朝がない夜はないんで、従業員や地元の人たち、みんなと一緒に来るべき朝を迎える準備を夢見てがんばっていきたいです」と話し、あすからも、菓子販売の場に立つとしている。
臨時休業は2018年9月の台風時以来、例のない休業
通天閣では2018年9月に大阪府内など近畿地方を中心に甚大な被害をもたらした台風第21号の際に、3日間にわたり臨時休業をしたが、そのほかのメンテナンス時をのぞくと、こうした休業は例がないという。