女子ゴルフ・天本ハルカ、”自分のスタイル”取り戻し2位発進「張り切ってやりすぎ…今週は地味にスタートしようって」
◇20日 女子ゴルフ アース・モンダミンカップ第1日(千葉県袖ケ浦市、カメリアヒルズCC) 天本ハルカ(25)が6バーディー、ノーボギー66のゴルフで、首位と1打差6アンダー2位発進を決めた。4月パナソニックオープンでツアー初Vを飾った”遅れて来た黄金世代”。優勝で見失ってしまったマイペースをようやく取り戻した様子だ。7アンダー首位は高橋彩華(25)=東芝=、5アンダー3位に金沢志奈(28)=クレスコ=、4アンダー4位に原英莉花(25)=NIPPON EXPRESSホールディングス=ら5人が続いている。 ◇ ◇ ◇ 天本のゴルフがリセットされた。 「ショットに苦戦していて、その流れでショートゲームも苦しんでいた。今週は”イチから調整して入れたらいいな”と思ってやってたんです」という。スタート1番パー5で「右に抜けていく球が出て、3打目も右に飛んじゃった。でも、キャディーの松村(卓)さんがグリーン奥は上り傾斜だから大丈夫、って。そしたら8ヤードのアプローチが入りました」。チップインバーディー発進で気持ちが楽になった。 前週の初日は3パット5回の合計38パットと苦しんだものの「昨日パッティングの先生が来ていて、自分がどうなっているか再確認できた。ラインを深く読みすぎてアドレスのラインが狂っていた」と修正した。 そのかいがあって18番で4メートルのフックラインを見事に決めるなど、8つのバーディーにつなげ、9番167ヤードのパー3では5番アイアンでのショットをピンそば80センチにピタリとつけた。 「初優勝して、毎週プロアマ戦に出られるようにもなって試合前から張り切ってやりすぎたりしていた。もともと静かに練習するタイプなのに、ペースが乱れてらしくなくなっていた。今週は地味にスタートしようって」。自分のスタイルを取り戻した結果が、この日の好発進となった。
中日スポーツ