久保田紗友&長谷川慎、Aぇ!group佐野晶哉主演ドラマに出演決定「感情を繊細にすくって丁寧に演じられたら」「自分の引き出しにはまだなかった役」<離婚後夜>
久保田紗友と長谷川慎が、10月12日(土)に放送スタートするAぇ!group・佐野晶哉主演ドラマ「離婚後夜」(毎週土曜深夜2:30-3:00、テレビ朝日ほか※ABCテレビでは毎週日曜深夜0:10-0:40)に出演することが決定。また、3人の姿が並ぶ同作のキービジュアルも解禁された。 【写真】ヒロイン・香帆を演じる久保田紗友 ■佐野演じる“オクテ男子”の純愛ストーリー 原作は、LINEマンガで4000PV万(※2024年8月時点)を突破した、*あいら*氏による人気WEBTOON作品である同名コミック。2度目のウェディングドレスを着るヒロインの鮮烈シーンからスタートするWEBTOONは、香帆が超モラハラ夫に尽くし続けながらも離婚を決意し、行きつけのカフェで出会った店員と恋に落ちていく溺愛シンデレラストーリー。ドラマでは、佐野演じるカフェ店員の大学生・宝条伊織を主人公に、離婚直後の香帆との“この上なくピュアな純愛ストーリー”が描かれる。 佐野が演じる伊織は、小さなカフェでバイトをしている大学3年生であり、ハイスペックながら女性にはオクテ。父親は宝条不動産の社長で将来を約束された身だが、これまで恋に興味を持つことはなかった。そんな中、カフェの常連客・香帆の人柄に惹かれ“初めての恋心”を抱いていく。 ■久保田紗友と長谷川慎が夫婦役に 久保田が演じるのは、主人公・伊織が恋に落ちるヒロイン・金織香帆(かなおり・かほ)。高校時代の同級生・真也と10年交際の末に結婚。新人小説家としても注目を集めていたが、結婚を機に仕事を抑え、家事に専念しつつライターとして働きながら夫を支え続けていたが、浮気現場を目撃したことで離婚を決意するという役どころだ。 そんな香帆の夫で、会社では出世頭の営業マン。仕事はデキるが、家庭では香帆のことをさげすみ、自分では一切しない家事に対しての要求も無茶ぶりレベル。浮気がバレても一切悪びれることがない、典型的なモラハラ夫・金織真也(かなおり・しんや)を長谷川が演じる。 ■久保田紗友 コメント ーー「離婚後夜」というタイトルの印象からお聞かせください。 最初、少し大人の物語なのかなと身構えたのですが、原作を読ませていただいて、バツイチから始まるピュアな恋愛物語で安心しました(笑)。バツイチ26歳という設定、そしてお淑やかで柔らかい香帆のような役柄に初めて出会ったので、私を通したときにどのような人物に出来上がるのか私自身も未知で楽しみになりました。 ーー原作の印象はいかがでしたか? 原作は面白くてあっという間に読み終えてしまいました。どんなに長い時間費やしていたとしても終わりは呆気なかったり、ひょんなことから世界が変わったり、きっと生きていたら誰もが経験することだと思います。どんな経験にも意味があって、必ず自分を成長させてくれる材料になっていく。この作品はラブストーリーという括りだけではなく、登場人物全員が経験を通して成長していく物語でもあると感じました。 ーー演じる香帆についての印象はいかがですか? 香帆は人の幸せのためなら自分を犠牲にできる慈愛の心を持っている女性で、その優しさ故に人に頼ったり悩みを人に打ち明けられず一人で全て抱え込んでしまい、生きづらさを感じている女性なんだろうな、と。 ーー演じる上で楽しみにされていることはありますか? キャストやスタッフの皆さんは初めましての方たちばかりなので、皆さんとの化学反応でどのような香帆像になっていくのか楽しみです。読み合わせの段階で、佐藤快磨監督が「いつも以上に意識的に相手の目を見ながら芝居をして、その中で動くものを大切にしたい」と仰っていました。 伊織くんといる時の香帆、真也といる時の香帆、相手が違えば当たり前に空気感も変わってくると思いますが、相手との距離感や瞳の奥の感情を繊細にすくって丁寧に香帆を演じられたらと思います。 ーーでは、ドラマを楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。 過去に捉われずに前に進んでいく香帆の姿や、純粋に人を愛する伊織くんの姿に心が救われたり、ピュアな気持ちを取り戻したり、そんなドラマになればいいなと思います。ぜひ楽しみにしていてください。 ■長谷川慎 コメント ーー「離婚後夜」というタイトルの印象からお聞かせください。 "離婚"という言葉が入っているので、見た時は少しネガティブな印象を受けましたが、"後夜"が後に続いているので離婚後どういう展開になる話なのか…と、とても気になりました。 ーー原作の印象はいかがでしたか? 読み始めは僕が演じさせていただく真也と、久保田紗友さん演じる香帆の関係がとても強く出ていて、少し複雑で緊張感のある作品だと思っていたのですが、離婚後に香帆が伊織と出会うことでどんどん香帆と作品自体が明るくなっていく…そんな印象を受けました。 ーー演じる真也役についての印象はいかがですか? "モラハラ夫"という役で、最初はそんな真也に対して怖い印象を持っていましたが、台本を読み進めていくと香帆への“愛”が垣間見られる瞬間がところどころにあったりして。実は人間味のある人なのでは、と今では感じています。 ーー演じる上で楽しみにされていることは何ですか? これまで演じてきた役の中でも、今回の真也役は自分の引き出しにはまだなかった役なので、どう演じていけるか、どんな自分になれるかが楽しみです。 ーーでは、ドラマを楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。 香帆に対してモラハラをしてしまい、とても冷たくて怖い部分がたくさんあります。ですが、見えにくいかもしれませんが、そこには真也なりの考えや葛藤があり、しっかりと愛が隠れていてそんな真也がとても人間味があり魅力的に思えます。 そして、離婚して大切な存在を失って、失った時に気付く"当たり前"がいかに幸せだったかにも気付かされます。シチュエーションは違うかもしれませんが、皆さんの中にもきっとそんな瞬間が今までもあったと思います。"当たり前"なんてことは一つもないと思い、今ある環境や周りの方々に感謝する気持ちを改めて感じていただける作品にもなっていると思います。ぜひ楽しんでご覧ください! ■佐藤快磨監督 コメント 初見では「離婚」という文字に後ろ向きな印象を持ちましたが、誰かにとっては人生の分岐点となる明るい夜なのかもしれないと、原作を読み終えて思い改めました。 誰かを好きになると、それまで自分らしさだと思っていたものが剥がれはじめて、自分らしさがわからなくなることがあると思います。後悔することもたくさんあったりして。それでも恋をすることに向き合い続け、そこに新たな自分らしさを発見していく姿がいくつも描かれている作品だと感じています。 何よりも相手の気持ちを尊重しようとする伊織と香帆にとって、時に相手の心に立ち入らなければならない「恋愛」というものは、とても怖いものだと想像します。そんな2人が互いの行動や言動に一喜一憂しながら恋心を育てていく姿を、初めての感情を覚えたときの一瞬の表情の変化を、丁寧に拾い集めていけたらと思っています。 一方で、誰かと一緒に生きていくことと自分らしくあろうとすること、その矛盾したふたつを同時にかなえる難しさがこの作品には描かれていると感じました。難しすぎるんだから失敗は当たり前で、いつか恋愛と自分らしさの良いバランスを見つけるまでの渦中ということで、離婚も苦い初恋も前向きに捉え直せるのかもしれないなと。 そんな登場人物たちの心情が想像できるような、見えないはずのものが可視化されるようなシーンを、キャスト、スタッフ全員で意見を擦り合わせながら作っていきたいです。 主演・佐野さんは、クランクイン前に3度の読み合わせ、立ち稽古の時間を作ってくださり、とてもありがたかったです。佐野さんの柔らかなお人柄や、時折見せる真っすぐなまなざしは伊織にぴったりだと感じました。佐野さんにしか演じられない伊織を撮影を重ねる中で一緒に見つけていけたらと思います。 ■川和田恵真監督 コメント 今回、すてきなご縁をいただき、3話、6話、8話を監督させていただくこととなりました。原作を読み、伊織の純粋すぎるくらいの真っすぐさや、傷ついた香帆が揺れ動きながらも自己肯定感を獲得していく過程に心を打たれました。 伊織と香帆、少し不器用なところもあるふたりが、ピュアに関係を積み重ねていく時間や、互いを見つめるまなざしを繊細に捉えたいと思っています。今時、珍しいくらいのピュアなドラマになると思います。視聴者の皆さまにもぜひ楽しみに放送をお待ちいただければと思います! ■多賀公英監督 コメント 4話、5話、7話の監督をさせていただきます。僕自身、ドラマ作品の監督をするのは初めてで、3人の監督で全10話を撮るという共同監督作業も初めての中、始めはドキドキしながら参加させていただきました。原作を読ませていただいたとき、それぞれのキャラクターの中に、人間の不器用さが描かれているなと思うと同時に、共感する部分もありました。 原作のキュンとするシーンや、ハラハラとする展開を佐藤監督と川和田監督と知恵を合わせ、素晴らしいキャスト、スタッフの方々と共に、見てくださる方が、伊織と香帆のとてつもなくピュアな恋の行方にドキドキしながら楽しんでいただけるドラマになるように頑張ります。 ■「離婚後夜」あらすじ カフェでバイトする宝条伊織(佐野晶哉)は大学生。大企業社長の父を持ち、容姿端麗。周りの女子から注目されているが、損得勘定で近づいてくる人達に対して強い警戒心を抱いている。ある日、カフェの常連客で小説家の香帆(久保田紗友)と思いがけない出会いを果たし、初めて本気の恋に落ちてしまう。 一方の香帆は夫・真也(長谷川慎)からモラハラを受けながらも、夫を支え続ける日々を送っていた。しかし、夫の浮気現場を目撃してしまう。香帆は思い切って真也を問い詰めるが、「一回の浮気くらいで文句言うなよ」と悪びれるどころか、「お前で妥協した」、「俺はいつだって離婚したっていいと思ってるからな」と、香帆をなじるのだった。そんな真也の言葉に深いショックを受けた香帆は離婚を決意する。 香帆が離婚したことを知った伊織は、初めて本気で恋心を抱いた気持ちを香帆へと伝えていく。伊織の思いを受けながらも、哀しみに暮れ自信を持てないでいる香帆。しかし、伊織のピュアで真っすぐな行動が、徐々に香帆の心を解いてゆく。