引退撤回で古巣復帰のローマ指揮官ラニエリ「宿命は我が家へ帰ることを望んだ」ディバラやフンメルスの起用は? | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】今シーズンで3人目となるローマの新指揮官クラウディオ・ラニエリが15日、監督就任会見に出席して意気込みなどを語った 【動画】ローマでスクデットを獲得したレジェンドの二人が22年ぶりに対談!
ローマは今シーズン、契約を3年間延長したばかりのダニエレ・デ・ロッシをわずか4試合で解任。ファンの反発を招く騒動の末、解任を主導したとされるリナ・スルークCEOも辞任し、後任監督となったイヴァン・ユリッチもまた、チームの立て直しに苦戦し、10日の第12節ボローニャ戦終了後に職を解かれた。 そんな中、今シーズン3人目となるローマ監督を巡っては、デ・ロッシのほか、元ローマ指揮官クラウディオ・ラニエリや、ロベルト・マンチーニやマッシミリアーノ・アッレグリらが候補に挙げられていたが、ラニエリによる第3次体制が発足した。 昨シーズン限りでカリアリの指揮官の座から退き、一度は監督業引退を決めていたローマ生まれの73歳の新指揮官が、記者会見の場で、新たな挑戦へ意欲を示した。 「私は一度、指導するのをやめた。だが信じられないことに、レスターでプレミアリーグ優勝した時よりも、ここ数カ月の方が多くのオファーが舞い込んだ。私は、ある人に『監督復帰するケースは、ローマかカリアリから連絡があった場合の2つだけだ』と話していた。宿命は、私が“我が家”へ帰ることを望んだんだ。私は選手としてローマでキャリアをスタートし、監督・ディレクターとしてローマでキャリアを終える」 しかしローマにおいては、米国資本のクラブ経営陣との関係構築の問題など、課題が山積みとなっている。 「私は面と向かって物事を指摘するタイプだ。経営陣には、考えていることを全て伝えた。その反応は驚くべきものだったよ。どれほどこのチームへの思いがあるのかが分かった。フリードキンは、多額の資金を投じた一方、望んだ結果が得られなかったことを自覚している。私は、自分に与えられた任務を全うできるよう願っている」 「チャンスを与えてくれたクラブには感謝したい。これから下す決断は、全てチームやローマの利益のために、みんなが賛同して下すことになる。これまでは、何かがうまく行かなかったが、今後は結果がついてくることを1人のファンとして願っている。また、クラブ内部の人間として、物事が正しい方向へ向かうための手助けをできるよう願っている」