●阪神選手コメント集 前川右京は前を向く 左腕から2安打し「これから対戦したときに生きるような打席だった」
(日本生命セ・パ交流戦、オリックス4-0阪神、1回戦、オリックス1勝、11日、京セラ)阪神はオリックスに完敗し、昨季の日本シリーズの再現となった関西ダービーの1戦目を落とした。先発の村上頌樹投手(25)は8回11安打4失点で完投負けとなり、自身4連敗で5敗目。打線は7安打を放ちながら、オリックス先発の曽谷龍平投手(23)の前に五回までに12三振。打線が今季ワーストタイの15三振を積み上げた一方で、2番に定着している前川右京外野手(21)は課題とする左腕から2安打をマークした。9日の西武戦(甲子園)でファウルフライを追ってカメラマン席に転落していた渡辺諒内野手(29)は「5番・一塁」で先発出場。頭部打撲を負っていたが、復帰即1、2打席目に安打をマークするなどハッスルした。主な選手のコメントは以下の通り(成績=29勝27敗4分、観衆=3万6134人) 【写真】阪神・近本光司と中野拓夢が守備で交錯しかけヒヤリと ◆頭部打撲から復帰しマルチ安打をマークした渡辺 「しっかり打つべきボールを打てているので、そこは良かった。(9日の頭部打撲から復帰し)問題なくできたので、良かったです」 ◆チームが苦しんだ左腕の曽谷から2安打を放った前川 「まだそんな(数多く)左ピッチャーとも対戦してないのでなんとも言えないですけど、これから対戦したときに生きるような打席だったかなと思います」 ◆「7番・DH」で先発出場し安打を放つも、六回2死満塁では見逃し三振に倒れたミエセス 「自分の結果よりも、チームが負けたので、そこに貢献できなかったのは悔しいです。(満塁機での三振は)いい球だったとは思いますけど、やっぱり、1打席目のヒットよりそこでヒット打てるようになりたいです」 ◆15三振を奪われたオリックス投手陣の印象について森下 「積極的にストライク、ポンと取ってくる。やっぱりピッチャーの能力っていうのもすごく高いかな、と。なかなかチャンスをものにしないと何回もチャンスは生まれないから」 ◆完投負けで5敗目。打線の援護にも見放されている村上 「いや、でも勝たなかったら意味がないので。点を取られていなかったら負けていなかったわけなので。自分が打たれて負けただけなので。それだけです」