佐野勇斗×吉川愛、全身筋肉痛になるほど大変なアクションシーン「海外の方にも楽しんでもらえると思う」<僕の愛しい妖怪ガールフレンド>
ゲーム好きな男子大学生・ハチと、ある使命を背負った美しき妖狐・イジーの奇妙な関係を描いたAmazon Originalドラマ「僕の愛しい妖怪ガールフレンド」が3月22日(金)より世界独占配信スタート。この新感覚ラブコメディでハチを演じた佐野勇斗とイジーに扮した吉川愛に、作品への意気込みやみどころをざっくばらんに語ってもらった。 【写真12枚】 佐野勇斗×吉川愛 透明感あふれる撮り下ろしグラビア ■佐野「ずっと海外に向けた仕事に興味を持っていたのでとても嬉しかった」 ――出演の話を初めて聞いたときの感想を教えてください。 佐野:今回、初めて世界配信の作品に参加させていただいたのですが、留学も経験していましたし、ずっと海外に向けた仕事に興味を持っていたのでとても嬉しかったです。内容も妖怪など和風テイストで、海外の方にも気に入ってもらえるんじゃないかと思ってます。 吉川:人間と妖怪の組み合わせというのが面白いなと思いました。台本を読んだ時点ではどんな作品になるのかまったく想像がつかなくて、不安もあったのですが、きっと面白いものになるに違いないとワクワクしました。 ――役にはどのようにアプローチしましたか? 佐野:ハチはオタクなところがある普通の子で、そういうところは自分と共通点があるのでやりやすかったです。「今日、佐野くん〇〇にいたよね」とか、実際には行ってないのに言われることがあって、どこにでもいるタイプってよく言われます(笑)。 吉川:私は妖怪役なので、声のトーンや口調を変えたり、言葉の中にもこの世界のオリジナルの固有名詞などがあったりするので覚えるのに苦労しました。クレープを食べるシーンが私のクランクインだったんです。まだ役が定着していないうちに、どこまで人間らしさを残してどれくらい妖怪らしさを出せばいいのか、その辺りの匙加減も難しかったです。 佐野:待って、そんな真面目に喋れるん?(笑) 吉川:え?(笑)ちょっと待って (笑) ――あれ?普段は違うんですか? 佐野:全然違いますよ。こんな真面目に話するって…。初めて見る顔です。あ、しっかりしてるなって。いや、当たり前なんですけど。 ――普段の吉川さんはどんなイメージなんですか? 佐野:素直ですね。すごい素直で、演技で難しい時も難しいってストレートに言うし。でも、難しいって言いながらしっかりと家で準備をしてくるタイプ。 吉川:そんなことないよ(笑)。 ――吉川さんは佐野さんに対してどんなイメージですか? 吉川:本当にいろいろ考えているんだなという印象です。演じる役に対してはもちろんですが、共演者やスタッフさんたちのことなど、周りのことをよく見ているなと思っていました。 ■吉川「アクションは大変。全身筋肉痛になりました」 ――お互い第一印象はいかがでしたか? 佐野:会う前にテレビなどで見ていたイメージでは、 ザ・女優って感じなのかなと思ってたんですよ。本人にも言ったんですけど、結構話しかけづらいのかなって思っていたんです。でも、そんなことなくて、意外と早かったよね?喋るようになるの。初日から結構喋ってて、こんなに喋る人なんだって思いました。 吉川:会う前は、オタクっぽい役のイメージが強かったのですが…。先日、ライブを見させてもらったらとってもキラキラしていて、ギャップに驚きました。 佐野:来てくれてありがとうだけど、そこはさ、「素敵でした」とかが相場なわけよ。 吉川:(笑)。本当に普段とのギャップがすごかったの。 佐野:まあ、ハチもオタクの役だったしね。ずるいよね、俺はずっと冴えないのに、そっちはかわいくてかっこいいんだもん。衣装も妖怪感があってかっこよくて魅力的だった。 吉川:あの衣装、自分でも気に入っているのですが、寒かったです。体にぴったりのサイズで露出部分があるので防寒着を中に着込むことができなくて…。撮影は真冬の京都だったのでとにかく寒かったです。 ――体を張ったという感じですね。アクションも見応えありましたが、大変だったんじゃないでしょうか。 吉川:大変でした。私は今までアクションの経験がなかったので、まず刀の持ち方から教えていただきました。時代劇の刀の使い方ではないので、振り方などの基礎を教えていただく日が1日だけではなく何日もありました。全身筋肉痛になって、階段を上がるのも大変でした。でも、出来上がった映像を見たときに、がんばってよかったなって思いました。 ――本編をご覧になったんですね、いかがでしたか? 佐野:とにかく全部すごくて圧倒されました。アクションシーンも迫力あったし、イジーは人気出ると思います。 吉川:全体的に話の展開も良くて引き込まれました。撮影の時に見られなかったCGもダイナミックで嬉しかったです。 ■佐野「アクション、ホラー、ラブコメといっぱい要素が詰まってる」 ――特殊効果が効いていて見ていて面白かったです。“影”という瞬間移動も迫力ありました。 吉川:グリーンバックでワイヤーに吊られた状態で撮影したので大変でした。でも、ワイヤーは私よりも佐野くんのほうがさらに大変そうでした。裏返しになっていたので…。 佐野:そうそう、お腹側で釣られました。でも、怖くはなかったですね、ジェットコースターとか絶叫系も全然イケるんで。 吉川:そうなんだ、私も全然平気。スカイダイビングにも興味があるくらい! 佐野:マジで?俺もやったことある! 吉川:いいなぁ! 佐野:俺もずっとやりたいやりたいって言ってて、やっとできた。 吉川:本当に羨ましい!バンジージャンプしたときも「ふーん、こんな感じなんだ」と思ったので、次はスカイダイビングだなって思いました。 ――刺激的なのが2人ともお好きなんですね。逆に癒やされてると感じるのはどんなときですか? 吉川:私は最近こたつを買って、我が子たち(愛犬)と一緒にこたつでぬくぬくしている時間ですね。こたつの前にテレビがあるので、こたつに入ってアニメを見て…幸せです。 佐野:俺もアニメ好きで、よく見ます。でも、ダラダラするのはなんか罪悪感があって。スケジュールを立てるのにハマってます。スケジュール通りにいくと気持ち良くてスッキリします。 ――では、最後に本作の見どころを教えてください。 佐野:アクション、ホラー、ラブコメといっぱい要素が詰まっていていろんな角度から楽しめると思います。あと、撮影を京都でしてるんですよ。お寺や神社とか京都の町並みが僕も好きなんですけど、観光気分も味わえると思うし、日本の方にも海外の方々にも楽しんでもらえると嬉しいです。 吉川:日本独自の妖怪文化に刀も出てくるので、海外の方もハマってくださるんじゃないかなと思います。あと、私が個人的にも好きでおすすめなのが、主題歌です。このドラマに合っているし、とても素敵な曲なので、曲にも注目して欲しいです。 ◆取材・文=入江奈々 ◆撮影・小川拓洋