一部地域で“生活ごみ”回収が再開も「それより水と道路の復旧を…」能登半島地震の被災地・石川県輪島市
北陸放送
能登半島地震で被害の大きかった輪島市河井町で取材している、MRO北陸放送の谷川恵一アナウンサーに、発災から2週間がたった状況を伝えてもらいます。 【写真を見る】一部地域で“生活ごみ”回収が再開も「それより水と道路の復旧を…」能登半島地震の被災地・石川県輪島市 こちらは輪島市のまちなかにある「道の駅輪島」です。この先を行くと朝市通りがあり、輪島観光の玄関口といえる場所ですが、整然と敷かれていたはずの石畳みは隆起していて、また、あちらに見える信号機は大きく傾いたままです。ただ、このエリアは電気が通り、信号機は点灯しています。 そんな中、ようやくですが生活再建の動きも出始めています。こちらからほど近い鳳至地区など輪島市の一部ではけさから、燃えるごみや生ごみなど生活ごみの回収が再開されました。 「腐敗が進んでいて匂いも困っていた」と安どの声も聞かれる一方、避難所にずっといる人も多く、「そもそも食料は少なく、生ごみはそれほどない」あるいは「それより水と道路の復旧が必要。2週間、風呂に入れていない」とため息交じりに話す人もいました。 ■輪島市の中学生は“集団避難”へ 市内では現在も、約6300人余りが避難生活を余儀なくされています。避難所となっている中学校で授業ができないことから、輪島市は17日から「集団避難」を実施します。輪島中学校の生徒らもここに集まってバスに乗り、白山市へと向かう予定です。 一旦は親元を離れ後ろ髪をひかれる思いの生徒もいると思いますが、互いの生活を何とか支えあってほしいです。以上、輪島市からお伝えしました。
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