中日・板山祐太郎「最高の結果になってくれてうれしい」完璧3号ソロ! 本塁打も出場試合数もキャリアハイ
◇16日 巨人7―1中日(東京ドーム) 反撃の一発が、8番・板山から飛び出た。2点を追う6回、今季3号ソロを放った。 打線は5回まで巨人の先発・赤星を前にわずか1安打。6回先頭だった。「相手がいい球を投げていた。とにかくタイミング負けしないように、甘い球が来たら積極的に振る意識でいきました」。初球のフォークを完璧に捉えると、打球は右翼席中段に着弾。自身は7月9日のDeNA戦(横浜)以来の一発。「最高の結果になってくれてうれしいです」とダイヤモンドを一周した。 本塁打は阪神に在籍した昨季までの8年間で1本のみだったが、今季はこれで3本目。「ヒットの延長なのでたまたまですけど、1本ずつ積み重ねていきたいです」。出場試合数もすでにキャリアハイに到達している。 昨季までの記憶をたどると、「ほとんどが苦い思い出。悔しい思いが多かったです」。その中でもいい記憶として残っているのが、阪神時代の2021年10月14日の巨人戦(東京ドーム)。優勝争いをしている最中、0―0で迎えた9回に当時の守護神・ビエイラから右翼フェンス直撃の先制打を放った。チームの勝利に貢献できた瞬間はとにかくうれしい。それは今も変わらず。「またチャンスをもらえた。今はアドバイスしていただいたことを意識してやっています」と存在感を発揮し続ける。
中日スポーツ