コスパ最強グレード発見!? シエンタでハイブリッドを選びたいワケって?
3代目となる現行型が2022年に登場したトヨタ シエンタ。大きな人気を誇るミニバンとあって食指も動く。ではどのグレードを購入すべきだろうか?装備を重視する場合とコスパを重視する場合、2つの基準でそれぞれ選んでみた!! 【画像ギャラリー】装備とコスパ2つの基準で選ぶ!!人気のミニバン・トヨタ シエンタのおすすめグレード(24枚) ※本稿は2024年11月のものです 文:渡辺陽一郎/写真:トヨタ、ベストカー編集部 初出:『ベストカー』2024年12月10日号 ※Tはターボ、DTはディーゼルターボ、Mはモーターの略称です
■装備で選ぶなら?
シエンタを装備で選ぶなら上級のZだ。車間距離を自動制御できるクルーズコントロールの停止保持機能、後席のサンシェード、10.5インチの大型ディスプレイオーディオなどが標準装着される。 そしてZのパワーユニットには、ガソリンエンジンとハイブリッドがあり、後者が買い得だ。ハイブリッドの価格はガソリン車に比べて35万円高いが、購入時に納める税額が約10万円安く、実質価格差は25万円に縮まる。 レギュラーガソリンを170円/Lとすれば、7万~8万kmを走ると、燃料代の節約で実質価格差を取り戻せる。ハイブリッドはガソリン車に比べると加速が滑らかでノイズも小さいため、買い得度がさらに強まる。したがって装備で選ぶならハイブリッドZがベストだ。
■コスパで選ぶなら?
一方、コスパで選ぶ場合も、パワーユニットは前述の理由でハイブリッドになる。 グレードは中級のGだ。ベーシックなハイブリッドXに比べて、ハイブリッドGには後方の並走車両を知らせるブラインドスポットモニター、ドライブレコーダー、パノラミックビューモニター、右側スライドドアの電動機能、ディスプレイオーディオなどが加わる。 ハイブリッドGの価格は、ハイブリッドXより29万7500円高く、特に割安とはいえない。それでもハイブリッドGには使用頻度の高い実用装備が多く標準装着され、価格も妥当な設定だから選ぶ価値が高い。 なおハイブリッドGに標準装着されるいくつかの装備は、ハイブリッドXにオプションで加えることも可能だ。ただし売却する時の査定は、主にグレードで判断される。ベーシックなハイブリッドXにオプション装着しても、プラスの査定になりにくいため、中級のハイブリッドGを選びたい。 ●トヨタ シエンタ主要諸元 全長4260×全幅1695×全高1695mm、1.5L、直4(91ps/12.2kgm)+M(80ps)、28.2km/L(ハイブリッドG・FF)