<めぐる未来>原作者・辻やもりが明かすドラマ化への思い 萩原利久&早見あかりは「イメージ通り」
「脚本を読むこと自体が初めてで、ドラマ制作に携わってきたわけでもないので、完成図っていうのがやっぱりイメージしづらかったです。なので最初の段階である程度脚本家の方の中にある未来とめぐるを自由に推し進めてもらう部分と“ここだけは残してほしい”という部分の線引きだけお願いしました」とドラマのスタッフを信頼しているようだ。
◇なぜ“タイムリープもの”に?
同作は、なぜ“タイムリープもの”になったのだろうか?
「マンガの題材を考えるときに、担当編集の方から“タイムリープもの”と言われて、最初全然乗り気じゃな かったんです。タイムリープの作品自体はすごい好きなんですけど、自分が描くとなった時に、過去に戻ってやり直すって嫌だなっていうところから出発して、タイムリープすることで過去をやり直すということへの嫌悪感とかを書き連ねたものを担当編集に見てもらって、そこまで嫌いっていうことは逆に書いたら新鮮なのかなと思って書き始めたのが最初ですね。 過去に戻ってやり直してハッピーエンドを見るのはすごく好きなんですが、僕が描くにあたってその内容は嫌というか、あまりにもだなっと思いました」
自身の経験も作品に生かされている。
「マンガの話がある前から、病気をした経験をいつかマンガにしたいって思っていた中で、タイムリープとくっつけてみてもいいのかなということで、未来のタイムリープする病気という設定が作られました。担当編集に最初見せた時も反応が良かったので、それで書き始めました」
原作、ドラマのファンに向けて 「とにかくエンタメとして面白く仕上げてもらっています。サスペンスの部分をいろいろ考えながら楽しみつつ、めぐると未来の二人の話として、いい話だったなと最後まで見終わった時に思ってもらえるとうれしいです。原作を読んだ人も絶対楽しめる内容になっていると思うので、もう楽しんでって言うのが一番ですね」と語った。