「記憶喪失モノ」のドラマが5本も乱立する理由 「“韓流あるある”を連発する日本ドラマ界の余裕のなさ」
“韓流あるある”を連発する日本ドラマ界
前出の古崎氏に聞くと、 「かつての日本のテレビマンであれば、臆面もなくベタな展開を繰り広げる韓流ドラマを模倣するようなことはしなかったと思います。でも、今や日本のドラマ界ではいわば“韓流あるある”が連発されている。ネットフリックスなどの海外の大資本に圧倒され、余裕がなくなっているのではないでしょうか」 前出の今井氏もこのように嘆く。 「もう記憶喪失はお腹いっぱい。各局のお偉いさんたちで話し合って、記憶喪失モノは全局で1クールに何本まで、という規制を作ってほしいくらいです」 かくも一向に止まらないテレビ離れ……。何か付ける薬はあるのだろうか。 「週刊新潮」2024年5月23日号 掲載
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