「東横イン」中央町に進出へ 新たなホテル建設計画が進行中【宇部】
全国各地にホテルを展開する東横イン(黒田麻衣子社長、本社東京都大田区)が、宇部市中央町1丁目に新たなホテルの建設を計画している。17日には、グループ会社である東横インホテル企画開発の加藤敏子取締役が市役所を訪れ、篠﨑圭二市長に進出予定地の地主と借地契約を結んだことを報告。今後、ボーリング調査などを経て建設に向けた動きが始まる。 東横インは県内で5施設を展開。顧客アンケートでは、空港を有する宇部への立地要望も多かったが、これまでは適した土地が見つからず進出には至っていなかった。1月に松島町の総合不動産(芝田周治社長)が進出予定地を仲介し、計画が実現に向けて動きだしたという。 計画では、1296平方㍍の敷地に鉄骨造り14階建てで、部屋数は約200室のホテルを建設。開業時のスタッフは地元中心の雇用を検討しているという。 加藤取締役と懇談した篠﨑市長は「中心市街地への進出計画というニュースはうれしい限り。開業を市の交流人口の拡大につなげていきたい」と述べ、効果を期待した。 同社は全国に337施設を展開しており、昨年度の宿泊者実績は2193万8000人。その7・9%に当たる187万9000人が外国人の利用者だという。