三原舞依は悔し7位「ここでは終われない」 今季右足首負傷に苦しむも「治ってきた」 四大陸選手権
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(2日、上海) 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位で22年グランプリファイナル女王の三原舞依(シスメックス)はフリー118・89点、合計184・07点の共に今季自己ベストで7位だった。 ジャンプでミスはあったが、フリー曲「ジュピター」の壮大な世界観を表現した。「結果も演技もちょっと悔しいものになってしまった。ここまでの練習の中でいろんなことがあった中で試合で最後まで滑り切れたことはプラスに捉えたい」としつつも、「それ以上にマイナスの反省するべきところがたくさんある」と振り返った。 今季は右足首の負傷に苦しんだ。「体力がだいぶ戻ってはきてたんですけど、昨シーズンのように毎日ノーミスして家に帰るという日々を今シーズンは過ごせていなかった。そうしないと思い切って最後まで(演技)できない。足が治ってきたので、このまま悪化させないようにしっかり直しきって来シーズン以降につなげたい」と切り替えた。 今後へは「これからどうなるか分からないんですけど、ここでは終われないかなと。1回気持ちも体も整えて来シーズン以降進みたい。やっぱりスポーツは練習があるからこそ本番がある。練習が大好きなので、練習を十二分にしていけるようにしたい」と意気込んだ。 昨年大会3位でSP首位の千葉百音(18)=木下アカデミー=がフリー143・88点、合計214・98点のともに自己ベストで初優勝を果たした。日本女子では22年の三原以来2年ぶりで、10人目の優勝となる。SP4位で昨季の世界選手権代表の渡辺倫果(21)=TOKIOインカラミ・法大=はフリーで大技・トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を降りて134・95点、合計202・17点で3位だった。