パリ五輪出場圏内の古江彩佳「ラストの一番大事な試合」最後の代表争いとなる全米プロへ意気込み
古江彩佳(24=富士通)がメジャー第3戦、全米女子プロ選手権(ワシントン州サマミシュのサハリーCC)に出場する。日本時間の21日午前0時22分に10番からスタートする。前日練習後、中継局のWOWOWのインタビューに応じ、パリオリンピック(五輪)出場権獲得に向けて強い意欲を示した。 五輪代表は大会後の24日時点の世界ランキング(R)を基にした五輪Rで決まり、日本からは上位2人の出場が見込まれる。最新となる17日付世界ランキング(R)では全米女子オープンを制した笹生優花(22)が日本勢1位の6位で五輪出場は当確。五輪出場圏内の2番手は古江の20位で、同3番手で21位の畑岡奈紗(25)同4番手で22位の山下美夢有(22)が続く。2番手争いはわずか0・1ポイントあまりに3人がひしめく大混戦となっている。 出場圏内の2番手にいる古江は3年前、日本人3番手で惜しくも東京五輪代表の座を逃し「五輪のことを考えすぎた」と悔し涙を逃した。勝負のメジャー大会に向けて「五輪までラストの試合。一番大事な試合」と3年前のリベンジを誓った。 今季は好調で全米女子オープンを含めて直近の4試合はトップ10をキープする。「うまく集中できている。パターもすごく入っている。(優勝まで)1歩届かないのは、1日もったいない日がある。もう少しキープしていけたら」。全米女子オープンの笹生に続くメジャー優勝で、初の五輪出場に花を添える決意だ。