目指したい「年収700万円」の手取りはいくら?夫婦共働き世帯・ひとり世帯でシミュレーション
共働きで年収700万円を目指せる
年収700万円を1人で稼ぐのは難しいことを確認しましたが、夫婦が共働きで年収700万円を目指せばそのハードルはグッと下がります。 お互いが年収350万円以上ずつを稼げば、合計で年収700万円を超えることが可能です。年収400万円を超える人の割合は全体の48.8%なので、そこまでハードルは高くないことがわかります。
【ひとり世帯】年収700万円の手取りはいくら
独身ひとりで年収700万円稼ぐのと夫婦2人で年収700万円を稼ぐのとでは、実は手取りにも大きな差が生じます。 まずは、独身で年収700万円稼ぐ人の手取りを以下の条件でシミュレーションしてみましょう。 ・東京都勤務の45歳会社員 ・年収700万円(月給45万円×12ヶ月+ボーナス80万円×2回) ・独身 ・住まいは埼玉県(住宅ローン残高なし) ・生命保険料控除や医療費控除・寄付金控除の適用なし シミュレーションの結果は以下のとおりです。 ●【ひとり世帯】年収700万円の社会保険料と税金 ・健康保険料(介護保険料含む):39万7000円 2万5476円(月給分)×12ヶ月+4万5741円(ボーナス分)×2ヶ月分 ・厚生年金保険料:60万2000円 4万260円(月給分)×12ヶ月+5万9475円(ボーナス分)×2ヶ月分 ・雇用保険料:4万2000円 700万円×0.6% ・所得税:31万5000円 (700万円(額面年収)ー48万円(基礎控除)ー180万円(給与所得控除)ー104万1264円(社会保険料控除))×20%ー42万7500円+6473円(復興特別所得税) ・住民税:37万8000円 (700万円(額面年収)ー43万円(基礎控除)ー180万円(給与所得控除)ー104万1264円(社会保険料控除)×10%+5000円(均等割) ・手取り:526万6000円 700万円ー39万7000円(健康保険料)ー60万2000円(厚生年金保険料)ー4万2000円(雇用保険料)ー31万5000円(所得税)ー37万8000円(住民税) *各数値の計算で四捨五入をおこなっているため、計算式と計算結果が一致していません。 社会保険料と税金が合計で約173万4000円かかり、手取りは526万6000円です。社会保険料と税金としてかなりの金額が天引きされてしまいます。