【NFL】テイラー・スウィフトのグラミー賞受賞に続いたチーフスTEケルシー、「今は世界の頂点にいる」
スロースタートを切った試合で落ち着きを取り戻すのに、リードHCの人柄が役に立ったと明かしたケルシーは、次のように語っている。
「俺には、史上最高のコーチがついている。彼はプレーを指示し、全員を準備させるという面で信じられないほど素晴らしいだけではなく、俺がこれまで見てきた中で最高の指導者の1人でもある。感情や情熱を調整することに関して、彼にはものすごく助けられてきた。俺のキャリアのすべては彼のおかげだ。自分の感情をコントロールできるようになった。ただただ彼のことが大好きだ」
試合の後半にギアを上げたケルシーは、最終的にチーム最多9回のキャッチ、93ヤードを記録し、大逆転劇の陣頭指揮を執った。ケルシーが決めた22ヤードのランアフターキャッチ――『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、ケルシーはこのプレーで最高時速19.68マイル(約31.67km)を記録し、過去7年間における自己ベストを更新した――によって、同点に持ち込むフィールドゴールを蹴るチャンスを得たチーフスは、それをものにして延長戦に突入。延長戦で、7ヤードのパスを受けたケルシーはエンドゾーンに向かって疾走した後、3ヤードラインで倒された。クオーターバック(QB)パトリック・マホームズは次のプレーで、ワイドオープンになっていたワイドレシーバー(WR)メコール・ハードマンにパスを通し、その際にケルシーはカバレッジを引き離すのに貢献した。
現在、ケルシー、マホームズ、リードHC、そして他のチーフスの面々は2024年シーズンに3連覇することを目指している。
『CBS』の放送中、ケルシーはフィールドの壇上で「俺たちは3回連続でスーパーボウル制覇するチャンスを得た。ワクワクしないわけないよな?」と語りかけ、「みんな、また来年会おう」と続けた。